コラム1
アメリカの戦争行為
(13.11.3)
テレビや新聞のニュースでは、連日のようにアメリカがアフガニスタンを
攻撃している内容が報道・掲載されています。
私は、「ふ〜〜ん」という感想しか持たない傍観者の一人ですが、
ある雑誌にこんなことが書かれていました。
「連邦ビルに旅客機が突入して、ビルが崩壊。
多数の死傷者を出したテロ行為に対して、アメリカが戦争を仕掛け、
それについて、他国が歩調を合わせている。
テロは犯罪行為である。犯罪に対しては、法律で対処し罰するべきである。
犯罪に対して、アメリカが正義の名のもとに戦争を仕掛けていることを、
誰も批判しない。
日本のマスコミには、アメリカの戦争行為を支持する意見ばかりが取り上げられ、
それを批判する意見やコメンテイターは採用されていない」
というものです。
「なるほど・・・」と思いました。
首謀者がラビンという人だ、とアメリカはいうけれど、その証拠は何処にあるのか。
例え証拠があったとしても、その人を匿っているとして、
アメリカが戦争行為をすることが正義だ、というのは何を根拠にしているのか。
ある人は、こんなことも言っています。
「あれは、ひどい話だ。
テロの被害者や家族の全員が、アフガニスタンへの戦争に
賛成している訳ではないらしい。
でも、反対できない。下手に反対をすると職を失う。そういう雰囲気があるらしい」
そういえば、以前から、米軍兵士が沖縄で婦女暴行事件を何回か起こしています。
確か、その犯人をアメリカは日本に渡さないままです。
証拠も何も揃っているのに、犯人を罰することが日本はできません。
もし、アメリカの今回の戦争行為が正義だ、というのなら、
婦女暴行のアメリカ兵を引き渡さないアメリカに対して、
日本が戦争行為で報復したとしたら、どうなるんでしょう。
テロが何回も繰り返されているように、米軍兵士の犯罪行為も繰り返されています。
被害の大きさ、被害者の苦痛の比較ではなく、
犯罪行為に対して、どう対処するか。
それを考えると、アメリカのいう正義とは何を根拠に言っているのかわかりません。
また、
戦争行為は何万もの難民を作ります。
難民に対する対策より、ラビンやタリバンへの攻撃が優先されています。
過去の歴史がそうであるように、戦争は国益をもたらします。
軍の予算が増強され、軍隊が増員され、兵器産業が活気付き、景気が上向きます。
日本のマスコミはこうしたアメリカの戦争行為に批判ができず、
政治家も歩調を合わせたままで、テロ対策法案が可決です。
私たちの税金が、日本の自衛隊を動かし、アメリカの戦争行為に加担します。
以上のようなことを書いて、結論は、というと「わからない」です。
何が正しくて、何が間違っているのか、わかりません。
お断りしておきますが、私は主義主張、政治的思想、宗教などを持ちません。
こういったことを書いている私は、単に「おかしいよね〜」と言いたいだけです。