生きること、存在理由
(ある掲示板に投稿した内容です。
同じ内容は、「おじさんの主張」の中、「ある日ある時」に掲載してあります)
昔の話で恐縮ですが・・・。
「王立宇宙軍 オネアミスの翼」というアニメがバンダイビジョンから出ています。
マニアックな人ならご存知の名作で、主人公の声を森本レオがやっています。
レンタルビデオでも出ています。
ストーリーは、というと・・・
王立の宇宙軍という軍隊があって、そこに所属するのが主人公。
適当に訓練していれば、平穏な毎日、安いけれど安定した給料が保証されている。
彼も同僚も、やる気のない奴ばかり。教官もうるさいことをいいながら、
実は現実を変える気なんてない。
ある時、宇宙軍が宇宙ロケットを発射することになって、
初めての宇宙飛行士を募集することになります。
主人公はみんなと同様にやる気なし。
誰もやる気にならなければ、この計画はなくなる。
そんなある日、彼が町に飲みに行った帰りに、
布教活動をしている女の子に出会います。
そして、彼女のひたむきさに惹かれた彼は考え方を変えてしまいます。
何を思ったのか、宇宙飛行士に立候補。
やる、と言ってる者がいる以上、軍としてはやらない訳にはいかない。
訓練を始めてますます彼の生き方が変わります。
ロケット発射がせまって、友達と町にでかけた彼は、確かこんなセリフを言います。
「・・・あの店のヤカンがあるだろ。あれは、ヤカンとしての存在価値がある。
この世に必要ないものなんてない。存在していること自体が、存在理由なんだ・・・」
うまく伝わるでしょうか。
なんのために生きるのか、と考えるのは大事なことです。
でも、生きる理由が見つからないからといって、
生きることに意味がない、というのは早とちりです。
なんとなく、こんなことを書きたくなりました。