竹島問題　（24.9.15）（最終更新：24.9.19）



はじめに

24年8月、
オリンピックで韓国選手が「独島（日本名：竹島）は韓国の領土だ」という紙を掲げたことをきっかけに、
日本と韓国で竹島の領土問題が再燃。
色々な方面にその影響が広がって行った。

その後、香港の活動家が尖閣諸島に上陸して、今度は中国が尖閣諸島の領土問題をアピール。

日本と韓国、日本と中国で、それぞれ色々な駆け引きや事件が起きている。

このページでは、竹島問題とは一体どういうことなのか。
何故韓国は自国の領土だと主張するのか、についてまとめてみました。


※ページ内のリンクは24.9.15時点のものです。今後関連サイトの都合で内容が変更される可能性があります。



最近の経過

オリンピック
24.8.10
ロンドンオリンピック、男子サッカー３位決定戦で日本に勝利した韓国選手の一人が、
「独島（日本名：竹島）は韓国の領土」と書いたプラカードを掲げ、その映像が全世界に中継された。
これが、政治的行為を禁止するというオリンピックの規約に反する行為と指摘され、
この選手は表彰式には参加できず、メダルももらえなくなった。

テレビ番組
お笑い芸人のロンドンブーツ１号２号の淳が、
24.8.15のテレビ番組「知りたがり」で
「竹島は日本の領土」と言ったことがきっかけで
彼のツイッターに、韓国人からの抗議の発言が続いて炎上。
http://www.cinematoday.jp/page/N0045127

韓国（李（イ）明博（ミョンバク））大統領が竹島に上陸して石碑の除幕式を行った。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120819/kor12081912270002-n1.htm

韓国大統領が「天皇訪韓には謝罪が必要」と発言。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120814/kor12081416580001-n1.htm

竹島問題で日本が国際司法裁判所に共同付託案。韓国側は拒否。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120817/kor12081720400009-n1.htm

以上のような経過が最近のできごと。




さて、竹島問題とはそもそも何なのか。
日本には日本の主張があり、韓国には韓国の主張がある。

以下のサイトは検索でヒットしたもので、日本の主張を中心にまとめている。


竹島問題の考え方
http://www.geocities.jp/tanaka_kunitaka/takeshima/

要約すると、

現在、竹島（旧日本名：松島）は島根県隠岐郡隠岐の島町に属している。
隠岐島からは北西約157Km、韓国の鬱陵島（うつりょうとう）からは約92Kmの位置（北緯37度9分30秒、東経131度55分）に在る。
竹島問題を理解するには、先ず鬱陵島の歴史を知らなければならない。

鬱陵島（旧日本名：竹島）は朝鮮半島から115kmの海上にあり、島の大きさは70Km2である。
鬱陵島は西暦512年以来、韓国の支配下にある。
しかし、李氏朝鮮(1392-1910)は、鬱陵島への渡航を禁じた。
これには大きく分けて二つの理由があり、
国内的には税金を逃れて島に渡るものが後を絶たなかったことと、
対外的には倭寇による襲来から島民を守る為であった。
この無人島政策は1438年から1881年まで続けられた。

江戸幕府は松島に対する渡航許可も1656年に出している。
(注意：日本では、竹島は昔「松島」と呼ばれ、鬱陵島は「竹島」と呼ばれていた）

1905年、明治政府は竹島を島根県に編入し国際法的にも日本の領土になった。
1910年、日韓併合となる。
しかし日本の敗戦後、GHQは竹島を沖縄や小笠原諸島と同様に、日本の行政権から外した。
これを口実に1952年1月18日、李承晩(イ・スンマン)韓国初代大統領は海洋主権の宣言ライン、
いわゆる「李承晩ライン」を設け、韓国は竹島周辺海域の水産資源を得る事になる。
これが日韓の竹島問題の始まりである。

1954年から現在まで、日本は韓国に対して、
竹島問題を国際司法裁判所への付託を提言し続けるが、韓国側は拒否を続ける。


日本人である私がみて、このサイトの内容は「へぇ〜、そうなのかぁ〜」というもの。
竹島がどこにあるか、も正確には知らないし、日本の領土だ、とは言われても実感はない。
しかし、正当性は感じられる。



問題の背景

島の領有権の有無は、排他的経済水域の漁業権の確保に関係してくる。


参考サイト
ウィキベディアのページを直接開けないので、
http://ja.wikipedia.org/
ますこのページを開くと下図になる。検索窓に　竹島（島根県）　と入力してエンターを押すと、


すると下図のページが開く。竹島（島根県）　をクリックすると、


下図のページが開く。


竹島の歴史的な経過や問題が掲載されている。

もちろん、これは日本側の立場に立った意見が多い。

このサイトの中で韓国の教育について触れている。
子供の教育
竹島（独島）は韓国の領土である、というメッセージを国内のあちこちに掲示し、
子供の教育の中でも、「独島はわが領土」という歌が歌われている。

以下は個人的な考え

主義主張
自国の領土である、と主張場合、ただ叫ぶだけでは伝わらない。
何故そう言えるのか、の理由がなければ説得力がない。
そして、その考え方が正当なものか、どうなのか、は聞く側が判断する。
その通りだ、と判断することは、そう信じること。
宗教と同じ。信じるかどうか、が分かれ道。

例えば、
竹島は日本の領土だ、という日本の主張はもっともだ、と私が信じた、とする。
その理由・裏付けを説明する時、このサイトにこう書いてあるから、と言う。
そのサイトに、「○○という記録にこう書いてある。だから日本の主張は正当だ」
と書いてあったとすると、私は○○という記録は見ていない。
現物を目にして、確かに書いてある、と確認した訳ではない。
ネット上に書いてあることを信じただけ。
それが本当に正当な判断なのかどうかは、専門家でないと分からない。
一般市民の私には、古い記録を見ても判断できない。

逆に韓国の人たちにも同じことが言える。
竹島は韓国の領土だ、と主張するには、その裏付けが必要。
それがなければただ声を上げているだけ。

もしかしたら韓国には韓国の主張の理由・裏付けがあるのかもしれない。
私がそれを知らないだけなのかもしれない。

しかし、
日本でも韓国でも同じだけど、
一般市民が古い歴史を振り返って、ここにこう書いてあるから、と証明することはできない。
あくまで、その主張を信じているだけ。

主張するのは自由。
だけど、反する主張をしたからといって、ネット上で口論するのは意味がない。
ナンセンス。

あなたの考えは分かりました。
私の考えはあなたと違います。
それだけの話です。

で終わり。

ではどうすればいいのか。
国際的にみてどうなのか、の判断を仰ぐのが平和的な解決法。
主張するだけでは平行線。


もったいない
数年前から日本では韓流ブームというのがあるらしい。
私は別に関心はない。
冬のソナタが高視聴率を上げても別にどうでもいい。
数年前退職した奥さんは、朝から夕方まで毎日韓国ドラマをみて、
その合間に買い物にでかける生活を２年間位していた。
韓国の現代ドラマはワンパターンだけどおもしろいらしい。

私は見たくはないけど、奥さんが見ているので見てしまうことが重なって、
この女優は他のドラマにも出てた、とかが分かるようになった。

チャングムが話題になり、途中から見るようになって最後まで。
歴史ドラマは面白い。
その後、チュモン、トンイ、イルジメ、風の国、そして今はイサンを見ている。
仲間と一緒に国を作ったり、国を守ったり。
ストーリーは単純だったりするけれど、夢中で毎週見てしまう。

韓国のドラマが日本で放映され、韓国のアーティストが歓迎されている。
私が学生の頃には考えられなかった。
韓国は近くて遠い国、という印象だった。
それが今、日本と韓国、双方向の交流が盛んになっている。
この状況で、領土問題でぎくしゃくするのはもったいない。

日本でも活躍するアイドルや芸能人に対して、
韓国のマスコミが「竹島はどこの領土か」と質問をし、
韓国だ、と答えた人たちが歓迎されている。
しかし、KARAは活動拠点が日本であり、
同様の質問をされて答えに困り、韓国のマスコミから不評をかった、という話。

馬鹿なマスコミ。
領土問題を踏絵にして何のメリットがあるというのか。

時間をかけてせっかく築いてきたものは、壊すのは簡単。
だけど、作り直すのにはまた時間がかかる。


韓国の教育
私が高校生の頃、一部の学生が韓国や朝鮮の高校生と揉めたりしたことがあったらしい。
当時、社会科の先生が私たちに
「韓国や朝鮮では日本より教育や躾が厳しく、礼を重んじる人たち。
　だから彼らは失礼なことはしない。君たちも、失礼がないようにするべきだ」
というようなことを言っていた。
私は彼らとトラブルになったことはないし、関わることがなかったので、そういうものか、
とただ聞いていただけだった。


在日韓国・朝鮮人
日本国内には沢山の韓国・朝鮮の人が住んでいるらしい。
好んで来日した人もいるだろうけど、
中には不幸な歴史があって、日本に住みつくことになった人や、
その子供、孫が日本で生活しているのだと思う。
本人の選択かどうかは別にして、日本で生活するのは大変だと思う。

私は日本でしか生活できない。旅行には行けるけどあくまで一時的。
言葉の通じない国では生きては行けない。

私は韓国料理が大好きで、たまの贅沢で地元の韓国料理店に行く。
店にはおばさん、お姉ちゃんが何人かいるけどみんな韓国人らしい。
若い人は日本語が通じるけど、年をとったおばさんは韓国語が会話の中心。
厨房の中では韓国語だから、私には何の話だかは分からない。
だけど料理はうまい。

韓国は魅力的な国
私は韓国に行ったことがない。
近いのでいつでも行ける、という意識があるからなのかもしれない。
高松塚古墳の壁画や食文化などの原型としての韓国は魅力的。

もう25年位前、テレビのNHK教育で韓国語講座をやっていた。
初回からビデオに録って最終回まで録画した。
テキストも全部揃えて覚えようとしたけど、途中で挫折したことがある。

その後も、韓国語の番組が放映されるたびに見ている。
見ていておもしろい。
日本語と順序が同じなので学習を続けられたら覚えられる、と思いながら見ている。






あとがき
国の代表者の行動や発言で、国民同士が対立したりするのはもったいない。
皆が騒ぐから自分も騒ぐ、というのでは盲信でしかない。
マスコミの騒ぎに対して、
きちんと判断して冷静に行動している韓国人が多いことを願うのみ。


※
私は特定の思想・宗教・団体等に所属していません。
個人的な思いを掲載しています。