優しさ
ある人の掲示板に書き込んだ内容です。
昔、フォークバンド「海援隊」のライブで、武田鉄矢がこんなことを言ってました。
学生の頃、先生にこんなことを言われました。
「武田、優秀の優の字ばよう見てみろ。
人の横に、人偏の横に憂いが立っとろうが。悲しみが立っとろうが。
人の悲しみが分かる人間。それが優れているし、人に優しくできるんだ・・・」
優しさって難しいと思います。
八方美人が優しいか、というとそれは違う。
自分の意見を持ってない、というのは優柔不断。
他人を傷つけないことが優しさか、というとそれも違う。
受け取り方は人それぞれだから、同じことをされても、
傷つく人、傷つかない人がいる。
「優しい」という判断基準をどこに置くか、これが問題。
自分以外の他人から「優しい人だ」と言われる人が優しい人なのか。
自分は優しくありたいと思ってる人が優しい人なのか。
できれば、誰も傷つけたくないし、人から嫌われたくもない。
でも、人と関わる以上は避けられない。
どこかで誰かを傷つけているし、誰かに嫌われてしまう。
それでも「自分としては精一杯優しくありたいと思っている」と、
自分で自分を認めるしかない。
自分を認めて自分を褒めるずうずうしさ、
自分に対する強さが必要なのかもしれない。
全ての人に「優しい人だ」と思われることを望むのは無理。
まず、自分が自分を認めて褒める。これしかない。
それから、優しさと厳しさは同居する。
例えその人から嫌われても、
それがその人のためならば、敢えて厳しいことも言う。
その人にとって厳しい態度もとる。これも優しさ。
過保護にすることが優しさではない。
依存的にさせるのが優しさではない。
自立を見守ることも優しさ。
まとまりがないことを書いてしまいました。