yahooメールの詐欺(迷惑)メール 受信拒否設定

(公開:2021年5月6日)(最終更新:2021.5.18)

 

フィッシング(詐欺)メールに注意

現在、大手のネットショップや金融機関などの名前をかたった詐欺メールが氾濫しています。

楽天、yahooショップ、ponta、日経、JCB、UFJ、その他、たくさんの企業名をかたったフィッシング(詐欺)メールがあります。

メール内容を見て、おかしいと思って、相手のメールアドレスを拒否にしても、繰り返し同様のメールが送られてきます。

下図は詐欺メールの例です。

詐欺メールの送信者は、送信者名(ユーザー名)に企業名を使って送って来ます。

本物かどうか、すぐには確認できません。

 

送信者が本物の企業だ、と思った人は、メール本文にあるリンク先をクリックします。

すると、偽のユーザー確認画面に誘導されます。

そこでユーザー名やパスワード、クレジットカードの番号とパスワード等を入力することになります。

この情報を元に、他者が本人になりすましてネットショップで買物をし、カードを使って決済します。

利用者には、自分のユーザー名で買物をしたり、カードが使われていることが分かりません。

カード会社やネットショップから支払明細書等が送られてきてはじめて詐欺だった、と気付きます。

気付いたときには決済済みなのでどうしようもありません。

 

迷惑メール

アダルトサイトへ誘導する迷惑メールも多いです。

アダルトサイトへのリンクをクリックさせ、そこでウイルスを感染させたり、

パソコン動作が異常だ、という表示をさせて、メンテナンスのために有料サイトへ誘導されたりします。

こうしたメールは内容を見ないで削除が基本ですが、繰り返し送られてくると切りがありません。

 

詐欺メール、迷惑メールの原因

利用者のメールアドレスが悪意のある送信者に知られているから、こうしたメールが送られてきます。

その原因は色々なケースが考えられます。

例えば、ブログなどインターネット上にメールアドレスを公開している場合は、

詐欺メール、迷惑メールが来ることを覚悟の上で、ということになります。

そうではなく、自分からすすんで公開していなくても詐欺メール、迷惑メールが来ます。

 

会員登録が必要なサイトでは、連絡先メールアドレスを入力してログインします。

ネットショップを利用する場合はメールアドレスなどの情報は必須です。

こうして使用したメールアドレス等の個人情報がどこまで保護されているのか、は不明確です。

 

例えば、yahooショップや楽天などネットショップの多くは、出店者を集めて公開しています。

つまり、買い物ができる場所を提供しています。中には直販する商品もありますが、

多くの商品は、売りたい会社が商品を掲載して、それを買いたい消費者が見て購入します。

商品を掲載している企業は日本国内だけではなく、海外の場合もあります。

その場合、個人情報の保護がどこまでされているのか、は保証できません。

これはアンケート調査などでメールアドレスを入力する場合も同様です。

その他、知り合いのパソコンがウイルスに感染して、アドレス帳が漏えいした場合などがあります。

現代では、個人情報はお金になります。不正に入手した情報は社会の見えない所でやりとりされています。

 

以上のように、自分のメールアドレスが、悪意のある相手に知られるケースはたくさんあります。

そして、一度知られてしまったら、迷惑メール、詐欺メールが、繰り返し送られてきます。

次に、対処について考えます。まずは、メールアドレスの構成を知る必要があります。

 

メールアドレスの構成

メールアドレスは、@(アットマーク)の左側に書かれたユーザー名(メールアカウント)と、

@の右側に書かれたドメイン名で構成されています。

abc@efg.co.jp の場合、「abc」はユーザー名、「efg.co.jp」はドメイン名です。

 

yahooメールは迷惑メールの受信拒否の設定がありますが、

ユーザー名が1文字でも違えば、別のメールアドレスになります。

abc@efg.co.jp」をメール拒否しても、「1abc@efg.co.jp」 は拒否されません。

これではメールアドレスの拒否をしても切りがありません。

拒否しても同じようなユーザー名のメールが繰り返し送られてきます。

そこで、ドメイン名を受信拒否の対象にすると、ユーザー名が違っていても拒否されます。

 

また、利用者自身のメールアドレスを使って送信してくる場合があります。

送信者のメールアドレス(自分のメールアドレス)をそのまま受信拒否にすると、

自分が自分宛てにテストメールを受信できなくなります。

outlook等メールソフトの設定時には、設定内容の確認をするためにテストメールが受信できて設定完了になりますが、

自分のメールアドレスが受信拒否になっていると、この確認ができません。

このように後で不都合が生じる場合があります。

そこでメールアドレスそのものではなく、送信者のドメイン名を拒否する方法が有効です。

 

前述の詐欺メールを例に説明します。

 

詳細ヘッダーで送信者を確認

不信なメールの件名を右クリック、詳細ヘッダーをクリック

 

すると、下図になります。

Return-Path:の部分に、送信者のメールアドレスが表示されています。

この画面を見ると、送信者が偽者だとすぐに分かります。「rakoten-account」がユーザー名です。

「v6vdctm.cn」が、送信者のドメイン名です。このドメイン名部分をなぞって反転文字にして

右クリック、コピーをクリック。

詳細ヘッダーの画面は右下の「OK」をクリックして消します。

 

yahooメールの受信拒否設定の方法(ドメイン名で拒否)

yahooメールの画面、右端上に、下図のように、「設定・利用規約▼」 があるのでクリック、

すると下図の画面になるので、「メールの設定」をクリック、

 

メールの設定画面の左下に、下図のように、受信拒否があるのでクリック

 

下図になるので、上部の窓 「受信を拒否したいメールアドレスまたはドメインを入力してください」

の窓の中で右クリック、貼り付けをクリック、

 

下図のように、ドメイン名が貼り付けられるので、追加 をクリック。

 

下図のように、ドメイン名が右窓に表示されます。これでドメインの受信拒否設定は完了。

 

下図のように、メールの設定画面を×で閉じます。

 

迷惑メールフォルダにあるメールを削除します。

受信箱に入ったメールの場合は、メールタイトルを右クリックして、削除をクリック。ゴミ箱を右クリック、カラにします。

 

 

迷惑メールの例

 

このメールを開くと下図。

リンク先サイトは開きません。

 

メールの件名を右クリック、詳細ヘッダーをクリックすると下図。

@の右側 tandheelkundigcentrum-nb.nl がドメイン名です。

このドメイン名を、受信拒否に設定します。

 

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対処のまとめ

不信メールの件名を右クリック、詳細ヘッダーをクリック、

Return-Path:の部分を確認。

@マークの右側のドメイン名をなぞって反転文字、右クリック、コピー。

詳細ヘッダー画面の「OK」をクリック。

 

メール画面上、右端の「設定・利用規約▼」 をクリック、メールの設定をクリック、

画面左下の受信拒否をクリック、

上の窓で右クリック、貼り付け、追加。メール設定画面を×で閉じる。

受信箱等にある詐欺メール、迷惑メールを削除。

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