コンデンサマイクの電源供給回路 (21.6.9)(最終更新:22.10.16)

 

お知らせとお詫び
21.6.22〜7.23に掲載していた回路の一部に不備の可能性のあることが分かり、
回路を変更しました。ご迷惑をおかけしたことをお詫び致します。

(21.8.3) しばづけ

 

 

電子工作が好きな人向け
必要な部品は東京秋葉原などの電子部品店で手に入ります。
遠くて行けない場合は、電話で郵送依頼に応じてくれる店もあります。
その場合、抵抗など単価が安い部品は何十個と袋売りになることがあります。

半田付けをしたことがない人
誰か知り合いで半田付けができる人に、この回路図を見せて作ってもらってください。

実験回路なので、自己責任の元で製作・使用してください。
支障が生じても保証できません。

 

はじめに

パソコンのマイク端子に他の音響機器を接続することがあります。

例えば、音楽用ミキサーはカラオケ状態にできます。マイクアンプはエコーが使えます。

接続例は下図のようになります。

 

この場合、カラオケ用マイク(ダイナミックマイク)を使用します。

カラオケ用マイクではなく、パソコン用ヘッドホンマイクを接続しても何も音が出ません。

これは、

パソコンに使用するヘッドホンマイクがコンデンサーマイクであり、

負荷抵抗と電圧が供給されないと動作しないからです。

パソコンのマイク端子には負荷抵抗と、約3ボルト(V)の電圧がかけられています。

 

ラジカセ等のマイク端子にヘッドホンマイクを差し込んでも同様にマイクからの音は入りません。

※プラグインパワー機能があるラジカセはそのままヘッドホンマイクが使えます。

 

ヘッドホンマイク(コンデンサーマイク)でもこうした機器が使えないか、ということで、

コンデンサーマイクに電圧を供給する回路を考えてみました。

 

完成品

緑色LEDをバッテリーチェッカーに利用します。

この例では標準モノラルプラグを使用していますが、使用機器によってはモノラルミニプラグを使ってください。

ケースは100円ショップで3個100円のタッパウエアーを1個使用しました。

 

部品

N0 部品名 規格 数量 単価(円)
1 抵抗 4.7KΩ 1 3
2 抵抗 390Ω 1 3
3 電解コンデンサー 4.7μF 1 20
4 緑色LED (直径3mm) 1 200
5 3Pスイッチ   1 70
6 モノラル標準プラグ   1 100
7 ステレオミニジャック   1 80
8 単三乾電池ボックス二本用   1 130
9 2芯シールド線 20cm 1  
10 ビニール被覆線   少量  
11 ケース(タッパウエア) 10cm×6.5cm 1 33
12 スイッチ固定用ナットとビス 2mm×10mm

2

 
13 クッション付き両面テープ ボックスの底面の大きさ    

※抵抗〜電池ボックスまでの部品は、秋葉原の山長商店に郵送で依頼したので、

No1〜2の抵抗は100本入りを1袋ずつ、3〜8までは5個ずつ注文しました。

単価で計算すると合計639円。

スイッチ固定用ナットとビスはホームセンターで16本入り80円で購入。

クッション付き両面テープもホームセンターで適当なものを購入。

2芯シールドコードは、ストックがあったのでこれを使いました。1芯でも構いません。

No6のモノラル標準プラグは、使用機器がモノラルミニジャックの場合はモノラルミニプラグを使用して下さい。

 

ボケてますが、下図が使用部品。

 

回路図は以下のようになります。

 

配線図は下図。

ラジカセ等ミニプラグ端子に接続する場合は、変換プラグを使用します。

 

作業例

基板は使用しません。

コンデンサーの長いリード(+)は、ステレオミニジャックのL端子に直接半田付け。

  

 

抵抗390Ωと4.7KΩのリードを2回ねじって半田付け、リードの1本を切り落とす。

 

3Pスイッチの左端子に半田付け。

 

ビニール被覆コードの芯線を抜いて、ビニール被覆だけ約3cmを2本作ります。

これを緑色LEDのリードに被せてショート防止にします。

 

390Ωのもう片方は、緑色LEDの長いリード(+)に半田付け。

 

4.7KΩ抵抗のもう片方のリード線は、

ビニール被覆コードに半田付けして(或いは、リード線にビニール被覆を被せて)、

ステレオミニジャックのL端子に半田付け。R端子には何も接続しません。

 

 

コンデンサーの短いリード(ー)は、

2芯シールドコードの芯線(2本を1本により合わせて)に半田付け。(上図では緑色の線)

2芯シールドコードの網線(銀色・ベース)と、緑LEDの(ー)リード、電池ボックスのマイナスコードの3つを

ステレオミニジャックのB端子に半田付け。

電池ボックスのプラスコードを3Pスイッチの中央端子に半田付け。

 

※電池ボックスのコードの長さや、LEDのリードの長さは、ケースの配置を考えて適当に長さを調整。

 

2芯シールドコードを一重に軽く結んでからケースの後に穴を開けて外に出す。

モノラル標準プラグのカバーをシールドコードに通してから、

プラグ端子に半田付け。網線(銀色・ベース)は外の端子へ、芯線は中心端子へ半田付け。

 

ケース前面の、ステレオミニジャックの穴、LEDの穴、スイッチの穴を開ける。

 

下図は配線完了。

 

配線が済んだら動作を確認。

 

ステレオミニジャック、LED、スイッチをケースに固定。電池ボックスをクッション付き両面テープで固定。

2芯シールドコードのケース内の長さを調整してから、一重の結び目を堅く結ぶ。

 

 

    

電池を入れてスイッチを入れ、ヘッドホンマイクの

ステレオミニプラグを差し込んだ所

    

    拡大した所

 

使用する電気機器がミニプラグを差し込む端子の場合は、標準モノラル→ミニプラグモノラル変換プラグを使用。

 

※この回路は自己責任で使用して下さい。何か支障が生じても保証はできません。

 

 

あとがき

この回路を製作するに当たり、ご協力頂いたkuo氏他の方々に感謝致します。

21.6.23 しばづけ

 

 

 

 

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