基本解説19 (18.5.17)(最終更新:24.8.13)

キーボード操作

ー操作の基本、タッチタイピングー

 

ブラインドタッチ

もう何年か昔ですが、

東芝ルポのワープロを自己流で使っていた頃の話です。

図書館で本を探したことがあって、窓口で係の人に依頼しました。

若いお姉ちゃんでしたが、PC画面だけを見て指がパッパッパ・・・と、

目で追えない位に早く動いて、リストを見せてくれました。

その指の動きに私は唖然として、もう感心。すごいもんだなぁ〜、です。

 

PCのモニター画面だけを見て、キーボードを見ないで文字を打つことを

タッチタイピング(以前はブラインドタッチといってましたが)といいます。

誰でも、チャットをするようになると、次第に文字を打ち込む速度が速くなります。

伝えたい言葉を文字にするから無意識に急ぎます。

それでも限界があって、キーボードを見て画面を見て、

と両方を行ったり来たりしながらは疲れます。

 

自己流は限界かな、と思って、

以前知り合いから聞いていた「特打」というソフトを買ってやってみました。

西部劇のストーリーで、指の置き方の基本から始まり、

射撃のゲームで、打ち込む早さや正確さの点数が出ます。

これを何日かやっていたら、いつの間にか知らない内にタッチタイピングになりました。

(普通の会話の語句ならOK。数字や記号が入ると駄目ですが)

当時は8000円とかしていたこのソフト、最近電器店で見たら3000円位でした。

 

PCによっては、最初から打ち込み練習ソフトが入っているものがあります。

net上のHPで、打ち込み練習ゲームをやらせてくれるサイトもあります。

人それぞれに向き不向きがあるので、この練習法がいい、と一概には言えません。

色々なソフトやゲームを試して、タッチタイピングを目指してみる、

というのもおもしろいかもしれません。

 

練習ソフトでやってみるのが早道ですが、

基本の動きを知って、自分で練習してみるのも暇つぶしになります。

これをやったからタッチタイピングができる、というものではありません。

参考になるかどうか。。。

 

ローマ字入力がお勧め

ローマ字入力:キーボードの konnitiha と入力して無変換で こんにちは

ひらがな入力:キーボードの こんにちは と入力して無変換で こんにちは

 

入力方法の長所・短所

 

長 所

短 所

ローマ字入力 普段は約17文字を使う。覚える文字数が少ない。 指の動きが多くなる
ひらがな入力 そのキーを押せば表示される 50文字を覚える必要がある

 

タッチタイピングは「ひらがな入力」よりも「ローマ字入力」が適しています。

ひらがなは約50文字、ローマ字は24文字です。

キーの場所を覚える時、覚える数が少ない方が覚えやすい、というのは当然です。

ところが、実際に文字を打ちこんでみると、ローマ字は24文字は使いません。

重複している文字

HUUHU→ふうふ、FUUFU→ふうふ、TI→ち CHI→ち、

というように、どちらでも同じ結果になる文字が2つあります。FとCはたまにしか使いません。

通常の日本語文書であまり使わない文字

Q、L、C、V、X

この5文字はたまにしか使いません。

 

重複と使わない文字を合わせると7文字ですから、24-7は17文字。

ローマ字入力では、17のキーを覚えればOKだ、ということになります。

 

入力方法(ローマ字入力、ひらがな入力)の切り替え

IMEツールバーの四角い箱(ツール)をクリック

 

下図の画面になるので、プロパティをクリック

 

下図の画面の中、ローマ字/かな入力 欄の中を見ると、下図では かな入力 になっています。

これをローマ字入力にするには、右端の▼をクリック。

 

下図のように、ローマ字入力を選択。

 

適用をクリック、OKをクリック。

これでローマ字入力になります。

ひらがな入力にするには、同様に かな入力 を選択して、適用、OKをクリックします。

 

ローマ字表

※この表の全てを覚える必要はありません。普段使うものはこの中の一部です。

 分からなくなったらこうした表を見て、メモ帳に書いて置けば自然に覚えます。

 

タッチタイピングの実際

キーボードの指使いの基本

下図が基本の指の位置。ホームポジションと言います。

スペースの両端に親指を置き、手の中で軽く玉子を持つように指を曲げると

左人差し指は「F」  右人差し指は「J」に合います。

FとJ には突起があって、目で見なくてもそこが、FとJ だ、と

分かるようになっています。

左から、

A S D F G H J K L
左小指 左薬指 左中指 左人差し指 左人差し指 右人差し指 右人差し指 右中指 右薬指 右小指

メモ帳やワードの画面で、

左のAから一文字ずつ打って、Gを打ったらホームポジションに戻る。

Hを打ったらホームポジションに戻る。

このように、指は常にホームポジションに置く。

Lは上段Rを使うのであまり使いません。+は殆ど使いません。

 

上段下段、その他、エンター、バックスペース、− は下図。

上段

Q W E R T Y U I O P
左小指 左薬指 左中指 左人差し指 左人差し指 右人差し指 右人差し指 右中指 右薬指 右小指

ホームポジションから、赤線のように、

上段の左から一文字ずつ打って、一文字ごとにホームポジションに戻る。

Qは普通は殆ど使いません。

 

下段

ホームポジションから、青線のように、

Z B N M
左小指 左人差し指 右人差し指 右人差し指 右中指 右薬指

Zを打ったら戻る。Bを打ったら戻る。Nを打ったら戻る・・・。

 

その他

緑線のように右小指で

エンター、バックスペース、− 

 

打ち込み練習の例(例題は適当です)

メモ帳やワードを起動して、文字を打ち込みます。

ローマ字入力で、 あかい と打ったらエンターキーを打つ、

あおい と打ったらエンターキーを打つ。

語句を打つたびに、小指でエンターを打つ。

例題(1)

あかい(エンター) あおい(エンター)  あさい(エンター)  あまい(エンター)  

あらい(エンター) あがく(エンター)  あたる(エンター)  あばく(エンター) 

あだち(エンター)  

いかり(エンター)  いらく(エンター)  いなり(エンター)  いまい(エンター) 

いるか (エンター) いがい(エンター)  いたる(エンター)  いらい(エンター) 

いえん(エンター)  いやし(エンター) 

ここまで2回繰り返す。

 

最初はキーボードを見ながら、段々画面だけを見て打つ。

間違えても続けて打つ。

画面を見ながら、間違えに気付いたら右小指でバックスペースで消して打ち直す。

あ は左小指だ、と覚えたでしょ?  い は右中指だ、と覚えたでしょ?

 

例題(2)

うまい(E) うかい(E) うすい(E) うばう(E) うえに(E) うわき(E) うしろ(E)

うさぎ(E) うはは(E) 

えいが(E) えほん(E) えんぎ(E) えんか(E) えらい(E) えたい (E)

おわり(E) おもい(E) おおい(E) おそい(E) おんな(E) おとこ(E)

おぼん(E) おだい(E) おえる(E)

ここまで2回繰り返す

 

例題(3)対語

あかい しろい かるい おもい たかい ひくい おそい はやい 

あかるい くらい ひろい せまい よゆう あせり とおい ちかい

ひらく とじる あつい さむい あがる さがる もえる きえる

あらい こまかい のびる ちぢむ かたい やわらかい あまい からい

まんぞく しつぼう ゆうき しょうしん ひてい こうてい ぜんしん こうしん

ふるい あたらしい  おおきい ちいさい すすむ もどる

ここまで2回繰り返す

 

例題(1)から例題(3)を通して、画面だけを見ながら、できるだけ速く打つ。

 

例題は根拠がなく適当に並べてあります。

 

例題の材料

新聞や雑誌の文章など、練習する材料は自分で適当に用意して、

その文章をPC画面の隣に立てかけて、

文章だけを見て、手元を見ないで打ち込む練習をしてみてください。

間違えても続ける。後でまとめて修正する。

 

キーボードを見ないで、画面や文章を見て打つ練習を繰り返していると、

いつの間にか手元を見ないでも打てるキーの数が増えていきます。

毎日数分でも続けていると、チャットの画面でも画面を見て打てる文字が増えてきます。

 

練習用テキストファイル

このネット上のページで練習するのではなく、

練習用テキストファイルをパソコンに保存しておいて、それを使ってで練習できます。

練習用テキストはこちらをクリックし、開いたページの左上のファイルをクリック、

名前を付けて保存、をクリックして、パソコンに保存してください。

 

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