24年11.29〜30 福島湯本、小名浜

 

24.11.29

バスの時間は7:42。

目覚まし時計を6:50にセットしておいたけど、止めてまた寝て、起きたら7:22.

奥さんも寝坊したらしい。

リビングにいくと「間に合わない」という。

昨日、遅くに帰ってきて旅行の準備をしてなかったので、準備をしてないらしい。

バスを1本送らせて、電車も遅らせれば10分余裕ができる。

7:52のバスに乗ることにして奥さんは準備開始。私はコーヒーを淹れる。

7:45自宅を出る。

駅に着いたら元々予定していた8:14の電車に間に合う。

蘇我で乗り換え京葉線で八丁堀。地下鉄日比谷線に乗り換えて上野駅へ。

9:40頃上野駅着。腹が減ったので私は稲荷海苔巻、奥さんはおにぎりを買って改札を入る。

16番線、「スーパーひたち」はホームに入ってる。

駅員にトイレと喫煙所をきくと、トイレは離れた所、喫煙所は16番線ホームにある、という。

奥さんは先にホームへ。私はトイレに行ってからホームへ。一番手前が1号車、喫煙所はどこだろ、と歩いていたら、

5号車、6号車・・・と電車がいなくなってその先に喫煙所。

一服してから2号車に引き返す。

10:00発車。

弁当を食べてから私は曲のための作詞作業。メモ紙にあれこれキーワードを書き込んで組み立てる。

あっという間に1時間経過。電車は茨城を走ってる。

12:01湯本駅着。

駅前の観光案内所の前に喫煙所があるので一服。

中に入って、観光バスで回るコースはないか、ときくと、ここにはない、という。

地元の観光パンフレットをもらう。

もらった駅前の地図を見ながら旅館へ。

歩いて6分で旅館着。

旅館に入ると受付も館内も照明が消えている。奥さんが受付の奥に声をかけるとお姉ちゃんが出てくる。

JTBで手続きしたのは奥さん。書類をもらったのは私。旅館の説明を見ると「部屋は禁煙」と書いてあったので、

喫煙できる部屋に変えてもらえないか、ときくと、全館禁煙なので喫煙所で吸ってもらうことになる、という。

夜中に目が覚めて眠れないことが多いから、煙草が部屋で吸えないと面倒。でも仕方がない。

奥さんが荷物を預けて、歩いて駅へ。

 

この地域に関係のある有名人のことが書いてある。

 

駅前にある足湯。お湯の温度は低くてこれじゃ浸かれない。

 

駅の入り口を過ぎてから跨線橋を渡って化石館へ。

昼ご飯を軽くどこかで食べよう、と思って店を探すけど、これはという店がなかなかない。

しばらく歩いてハンバーグの店があったのでそこで食べることにする。

私はつけ麺、奥さんは鶏うどん。

 

奥さんの学生時代の友達が植田駅のそばにいるという。ここから電車で2つ目。

その人の電話番号は、以前使っていた携帯電話には登録してあったけど、去年携帯を買い替えたので今見ても入ってない、という。

店にタウンページがあったので探してみることにする。

分かっているのは名前と住所の町名だけ。夫は数年前に亡くなっている。

電話の名義が誰になっているのかは不明。

個人名で探すと一人だけ男の名前で見つかる。その住所が友達のと同じかどうかは不明。

私は友達のお姉さんがやっているトンカツ屋を探す。町名が同じでトンカツ屋は見つからない。

 

料理ができてきて、つけ麺を食べるとなかなかうまい。

奥さんは食べながら、携帯を買い替える時にアドレス帳をコピーした。

呼び名で登録していたけど苗字でも載ってるかもしれない、と思いつく。

アドレス帳を見ると友達の電話番号が見つかる。タウンページで探したものとは別。

早速友達に電話をかけると、母親の具合が悪くて明日の都合は分からない、という。

それから話が長くなり、奥さんは店の外へ。他にお客はいないけど。

私は暇になり、店のおばさんに「コーヒーがあったらもらいたいんだけど、なければいいです」という。

おばさんは「ありますよ」と言ってゴールドブレンドのインスタントコーヒーを淹れてくれる。

先に会計をして一服。しばらくしてからようやく電話が終わって奥さんが戻ってくる。

 

恐竜の化石館への道をおばさんにきくと、

この道を左に行ってトンネルを過ぎて左に下る道を行けばすぐです、という。

 

歩いていくと道路の下をくぐるトンネルを抜ける。すると前方に山を貫く大きなトンネルが見える。

左に曲がると温泉病院がある。地図でみると温泉病院の前を過ぎれば右側が化石館。

だけど随分蛇行した下り坂。道の先が見えない。

とにかく下って行く。するとカーブの先に恐竜の絵が見える。大きな風車のようなものが回っている。

「ほるる」というらしい。

福島は鈴木二羽竜の化石が見つかった場所。またいわき炭田で栄えた場所なので、その両方の博物館らしい。

来場者は殆どいないらしい。

 

入り口を入るとスズキフタバリュウの化石が展示してある。

40年位昔、当時高校生だった鈴木氏が見つけた化石。

右に曲がって順路を入ると、イワキクジラの化石。でかい。

ホールに入ると恐竜の化石が沢山展示してある。

いわきで発掘されたものや外国の物が混じっている。とにかくでかい。

なまけもの 見上げる程でかい。

 

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あれこれ眺めてエレベーターで2階へ。

こちらは化石の時代が解説展示してある。それから炭田や鉱物の説明。

 

日本には炭田がいくつかある。昔の日本のエネルギー資源は石炭だった。

石炭は石油やガスと同様に化石燃料。何億年もかけて植物や動物の死骸が積み重なって出来上がったもの。

人間は化石燃料を使って文明を発達させてきたけど、この燃料は有限。

いつかは使い切ってなくなってしまうもの。

化石燃料を作るにはまた何億年もの時間をかけなくちゃならない。

現代は石油やガスの時代。殆どが外国からの輸入に頼っている。

 

鉱物は日本各地で色々とれるらしい。

工業には欠かせない鉱物。国内でもとれるけど、外国からの輸入に頼っていることがわかる。

 

見ているとなかなかおもしろい。

解説をカメラで撮っているとバッテリーがなくなる。

予備のバッテリーに交換。

 

展示室を過ぎると模擬炭鉱へ降りるエレベーターがある。

乗ってみると照明が消えて真っ暗になり、これから地下何十メートルの炭鉱に降りる、と案内が流れる。

エレベーターは下がっている。けどゆっくりだから感覚としては地底深くに降りていると錯覚する。

うまくできてる。閉所恐怖症の人はパニックになるかもしれない。

 

やっと到着。手掘りのトンネルのようになっていて、昔の採掘の仕方から近代の方法まで色々な展示がある。

トンネルの中を歩いている感じ。

 

ぐるっと見て回って最後が昭和初期の炭住の様子。

井戸があって畳の座敷にちゃぶ台、人形が当時の服装をしている。

炭鉱の事務所には給料明細や当時のものが展示してある。

展示を見終わると入り口に戻る。

売店を覗いてからもう一度恐竜の化石が見たい。

受付の人にきくと見て構わないという。

ホールに入って大きな恐竜をしばらく眺める。

 

見物を終了して化石館を出ると気温が少し下がっている。

歩いて旅館へ。

 

チェックインして3階へ。

入り口に格子戸があってその中にドアがあり、入ると玄関。離れのような作りになってる。

部屋は広くて3部屋ある。

着替えて早速風呂へ。2階の大浴場。

じいさんが出てきてすれ違う。他に誰もいない。

伸び伸び浴槽に浸かって、ドアの外の湯船にも入る。

喫煙所で一服。マッサージ室の前なので、若いお姉ちゃんが一服してる。従業員らしい。

小さい排煙機械なので一人しか近づけない。私は離れて火をつける。

 

部屋に戻って、今度は奥さんが大浴場へ。私は作詞作業。

露天風呂に誰もいないので写真を撮ったという。

 

奥さんが戻ってきて少ししたらご飯の時間。

18:00 夕食は2階の個室。

部屋に入ると狭い部屋。畳にテーブルと椅子。料理が乗っている。

中居さんが来て食事開始。ここは煙草を吸えるという。換気扇を回して一服。

 

私は酒を飲まないので先にご飯に点火してもらう。

炊けるまでおかずをつつく。贅沢な料理。

 

肉はしっかり焼いてないと私は食べられないので奥さんに渡す。

 

松茸のお吸い物。

しばらく待ってからご飯が炊ける。1合の白ご飯。

奥さんのご飯の半分をもらって食べて腹一杯。

満足満足、と思ったら、きんきの煮魚が1匹ずつ出てくる。これは大きいでしょ・・・。1匹でいいのに。

せっかくだからしっかり食べて満杯。

 

部屋に戻ると奥の部屋に布団が敷いてある。

旅行に出ると、私は眠れなくて電気をつけて小説を読むから、明るくて奥さんが眠れない。

奥の部屋に私が寝て、奥さんの布団はテレビがある手前の大きな部屋に持ってくる。

一息ついてから布団に横になって歌詞を考える。

その内眠くなってウトウト。電気をつけたまま。

 

11.30

目が覚めたら2:30.ブーっというおならの音とバリバリという音。

奥さんが起きてるらしい。

おならの音で目が覚めた、というと、おならの音じゃない、電気ポットの音だ、という。

バリバリは梅干し菓子のビニールの音。

奥さんは、私のいびきがうるさくて眠れない、という。最近私はいびきをかくらしいけど、自分じゃ分からない。

 

トイレに行ってから2階の喫煙所へ。

廊下を歩くといびきが聞こえる。エレベーター前にベンチのような畳の部分があって、腰かけて新聞を読めるようになっている。

そこに浴衣姿のおじさんが寝てる。宴会で酔ってここで寝たらしい。浴衣で寝たら冷えるでしょうに。

通り過ぎて階段で2階へ。

真っ暗なホールと通って喫煙所で一服。

3階へ戻るといびきのおじさんはそのまま。

部屋に戻ってお茶を飲んでまた横になる。

歌詞を考えていたらすぐに眠くなってウトウト。

 

7:00 携帯電話の目覚ましが鳴る。

起きると奥さんはトイレに入ってる。

朝食は8:00.着替えて1階へ降りる。和食の店。

おかずは色々。ご飯はおひつにたっぷり。とても食べきれない。

ラップとタッパを持っていれば良かった。

 

朝食を終えて、2階の展示室を眺める。

この旅館は野口雨情が利用したことがあるらしい。

電車は9:18.

8:50に旅館を出ることにして、売店でおみやげを買って発送。

コーヒーを飲んでいると、外で松の幹にむしろを巻いている。

 

水族館は隣の泉駅。スイカで乗車。

すぐに駅につく。

改札をでるとバスの案内が書いてある。水族館へのバスは廃止になったと書いてある。

一般のバスに乗って行くらしいけど、そのバスはすぐには来ない。

仕方がない。駅前に降りてタクシーに乗る。

15分位走って水族館に到着。タクシー料金は1000円位。

 

水族館に入ると観客はちらほら。

順路に沿って1階の奥にいくと長いエスカレーターがある。

上から見物して降りてくるのが順路らしい。

4階は川の生物。奥さんはトイレに行きたいというので私は外で待つ。

待っていると行きたくなって私もトイレへ。

トイレを出ると奥さんはトイレの奥の方から歩いてきて私を見つける。

あれこれ展示物を見て大きな水槽へ。

ぐるっと回って水槽に行く。その途中で真っ暗な窓がある。

何かな、と思って近づくと、上からアザラシが降りてくる。すぐにまた上に消える。

写真は間に合わないのでビデオで撮影。

それから大きな水槽のトンネルへ。

さっきのアザラシが泳いでる。職員の若いお姉ちゃんが話しかけてくる。

大震災の時に妊娠していたアザラシがいて、一時千葉の鴨川水族館に預けてそこで出産。

生まれたのがこのアザラシだという。

そういえばテレビで見たっけ。

 

大きな水槽は見てると飽きない。群れになって泳ぐ魚や空気の泡。

おばさんの集団が大きな声で話ながら近づいてくる。

その集団を避けるように先に行く。

2階にはバックヤードツアーと書いてっておじさん二人が立っている。

おじさんの手前には水槽があって、ウミガメの子供が泳いでる。

地震の影響で浸水した砂浜から卵を保護して孵化したらしい。

水族館の裏側を案内してくれるらしい。

申込用紙に書いて名札をつけて、早速舞台裏へ。おじさんの後について1階へ。

食糧を用意する部屋、健康管理の部屋、ポンプや濾過機、温度調整など、色々な機械を見物。

 

水槽のガラス。厚いアクリル板を何層にも張り合わせているという。

 

展示している水槽の人工岩。

30分位で終了。

 

1階へ降りると売店があって、釣りができるのは外。

お兄ちゃんが通路にいて、釣り場は外から回る、という。

館内にシーラカンスが展示してあるというので、先にそちらを見物。

途中に金魚が展示してある。

 

シーラカンスは恐竜の時代から進化してない魚。アフリカなどの深海に棲んでいて滅多に捕獲できない。

化石も展示されていてでかい。

 

外に出ると寒い。湿地を再現してるらしい。

クネクネした通路を歩いていると大きな野鼠がいる。

 

釣り場に行くとやっぱり寒い。これじゃ1時間もじっとしていられない。

あきらめて隣の展示室へ。

カワウソの写真を撮ったらバッテリー切れ。旅館で充電したバッテリーに交換。

また外を通って売店の所に戻る。

展望室があるというのでエレベーターへ。

小名浜の海が一望できる。デジカメはまたバッテリー切れ。どうも充電ができていない。

スイッチをオンにしてすぐにシャッターを切ると撮影できる。待ってると駄目。

 

水族館を出て、隣の物産館へ。直線なら200m位。

地震の被害の工事で通路が迂回になっていて、300m位を歩いて行く。

食べ物屋とお土産屋が同居してる建物。あれこれ迷って、2階の海鮮料理の店に入る。

お兄ちゃんが「はい、いらっしゃいませ〜」と元気に迎える。

この声としゃべり方は、お笑いの3人コンビ おてんき の「こぼけ先生」にそっくり。

声をきくたびにおかしくなる。

海鮮どんぶりを頼む。量はたっぷり。

食べていたらわさびが足りなくなる。店員に頼もうかと思ったら老人会の団体が入ってくる。

店の人は案内に大忙し。店員のおばさんにわさびを頼むとしばらくしてから大盛りのわさびを持ってきてくれる。

食べて満足。

隣の喫煙所で一服。

 

1階の土産物屋を見て回る。

奥さんは職場や友達のお土産をあれこれ探す。

私は暇なので抹茶アイスを買って待合所へ。

観光船が出ているらしい。広い待合所でアイスを食べて外で一服。

外は広場になっていてその先は海。お兄ちゃんが釣りをしてる。

物産館から見た水族館。

待合所に戻ると奥さんが来る。

友達に電話をかけるとやっぱり会うのは無理らしい。

海産物の店がズラーっと並んでる所を見て、塩数の子、松前漬けの材料、その他お土産を買う。

時間は14:00.帰りの電車まで2時間どうするか。

土産物屋の端っこにハンバーガー店があって、コーヒーもあるのでそこに入る。

窓際の席に座って海を見ながら一服。

2時間どうするか・・・。

電車は16:20、いわき温泉発だから、ここはそれより遅い。

速い電車に変更できるかどうか、駅できいてみることにする。

タクシーに乗って泉駅へ。料金は1200円位。行きとコースが違うらしい。でも仕方がない。

 

駅の窓口できくと電車の変更はできないという。

どうするか。駅の近くで時間を潰す所があるか。案内図がない。改札の中に地図があるけどここからは遠くて見られない。

駅の中のトイレに入って地図を見ることにする。

スイカで改札を入ってトイレへ。出てきて地図を見るとスーパー位しかない。

改札を出ようとすると出られない。

駅員にいうと、スイカでは入場券は扱えない、という。140円を機械で落としてもらう。

 

後1時間。喫煙所はホームの端にある、というので中に入ることにする。

販売機でコーヒーを買って喫煙所で一服。

ホームにいると寒いのでまた2階に上がって、衝立で囲まれたベンチがあるコーナーで時間を潰す。

電車が到着すると学生が沢山通り過ぎる。男子より女子が多い。

女子は皆同じような恰好。髪の毛の形やスカートの短さも似たようなもの。個性がないね〜。

 

16:24スーパーひたちに乗車。

上野で山手線に乗り換え、東京駅から総武線快速。

グリーン車で座って行こうかと思ったら、奥さんが普通車でいい、というのでつり革につかまる。

車内は段々混んできて満員電車。暑くておでこに汗ダラダラになる。

前の席が空いたので奥さんを座らせる。

乗り換えなしで地元の駅まで行ける電車。

19:30過ぎに帰宅。