香川旅行 21.9.21-23
21日(月)
夜中に仕事から帰ってきて、なんだかんだで寝たのが6:00.
7:30には目が覚めて9:00過ぎに自宅を出発。
バスと電車で駅に着き、東京駅から新幹線。
岡山からマリンライナーで瀬戸大橋を渡り、
16:00過ぎに高松着。
駅を出て地図を頼りにホテルセンチュリーに到着。
301号室に入って一服。シャワーを浴びてすっきり。
ビジネスホテルなので、お湯を沸かすポットにお茶のティーバックが2つ。
これじゃ足りないでしょ。
17:30外食に出かける。
駅の近くの「わらじろ」という居酒屋。
刺し身や焼き魚がうまい。私はご飯をお代わり。
奥さんは焼酎をお代わり。
腹一杯になって店を出る。
近くのコンビニでお茶のティーバックを探すけど売ってない。
夜食のパンと、香川うどんマップっていう「るるぶ」の付録の地図を2部コピー。
駅の中のKIOSKを覗いても売ってない。
駅の隣のスーパーでティーバック発見。
ホテルに帰って買ったティーバックのお茶を入れましょ、と開けてみると
糸がついてない。やかんに入れるタイプ。これは無理でしょ、急須がないんだから。
どうやってこれでお茶飲むねん・・・。
コンビニで買ったサイダーのペットボトルがある。
底の部分を切り取って、逆さにしたら・・・お、いい感じ。
茶碗と洗面所のうがい用のコップにペットボトル急須を入れてお湯を注ぐ。
それを自分のペットボトルに注いで今夜はこれでOK。
寝不足もあって22:00過ぎには就寝。
22日(火)
3:30頃に目が覚める。トイレ行って煙草を吸って、寝ようとしても眠気が来ない。
小説を読み始めたら止まらないまま明るくなり、気がついたら7:00前。
今日は奥さんとは別行動。奥さんは一人で香川観光。
私はチャットの知り合いとうどんツアー。
ペットボトルにお茶を入れ、8:00にホテルを出る。
集合場所は川六ホテルのロビー。
地図を見ると目的のホテルまでは30分位で行ける距離。
地図を手にして歩き出すとポツポツと雨が降ってくる。蒸し暑い朝。
この地図は大雑把過ぎて良く分からない。立ち止まること度々。
大体の方角で歩いていくと、商店街のアーケードの中。
地図上、ホテルのそばの三越はある。けど、そのこちら側にホテルがない。コンビニしかない。
8:30に近づいて蒸し暑くて汗が出てくる。
この近くのはずなのにぐるっと回って見るけど、ホテルは見えない。
また元のコンビニの前。なんつーこっちゃ。
時間は8:30を回った所。仕方がない。コンビニに入ってレジのお姉ちゃんに地図を見せて、
このホテルに行きたい、というと、コンビニの建物の裏側だという。
言われた通りに行ってみると、そばまで行ってやっと見えてくるほど道路から引っ込んだホテルの入口。
時間は8:40過ぎ。ロビーに入ると知った顔はいない。
エレベーターの前のソファーに座っているとエレベーターのドアが開いて、
マスクをつけた女性と大きな若いお兄ちゃんの2人が出てくる。
JとLは写真は見てるけど会うのは初めて。
挨拶もそこそこに、Lが車を取りに出て行く。後をJが歩いていくと、「ゴチーン!いったーッ!」と大声。
自動ドアのガラスに顔からぶつかっていったらしい。
「開いたと思ったんや、痛ぁ〜〜〜」とおでこを押えるJ。周囲の人は沈黙。
J:Sちゃん来てへん?おっかしいな、
昨日な、朝このホテルに来たんやて、日付間違えたっていうてた
Jが携帯でかけるとSはホテルに来てるという。
J:場所間違うてるんやないかな、2つあるんやで
外に出てみるとSがいる。
そばにはマツダボンゴ9人乗りの車が停まってる。
SとJと私の3人で、車をとりに言ったLを待つ。けど、なかなか来ない。
J:きっと道間違うとるんやで。あの人な、車検に車出しに行ってな・・・
と、Lのネタを披露。
しばらくしてからやっとLが来る。
4人共Sの車で一緒に移動することにして、Lの車をフェリー乗り場に置きに行く。
2台で走り出すと後のLの車は慎重な運転。初心者マークがフロントガラスで目立ってる。
お父さんの軽vivioをもらったというL。大きな体が窮屈そうに運転席に座ってる。
顔は真剣。
フェリー乗り場の駐車場にvivioを停めて、
Sの車に4人で乗って、うどんツアー開始。
私:何でマスクしてるん?
J:喘息の薬を忘れたねん。咳が出るから。
私:吸入薬もなんもない?
J:ない
私:じゃあいざとなったら夜休診だね。保険証は?
J:ある
Sの車はストレッチャーも積める構造になってる。
屋根の上には車椅子も積めるように板が屋根一杯に固定してある。
介護、救助のための車。だけどこれ個人の車。そこまで改造するとはさすが。
まず最初は「つづみ」。
醤油うどん。これはうまい。大根おろし、ネギ、生姜おろし、醤油。
これだけでうどんを食べる。
以前、松本明子が未来創造堂っていう木梨憲武の番組でゲストに出た時、
松本が小麦粉を練って打って、とうどん作りからやって食べたのが醤油うどん。
これがうどんの基本だ、みたいなことを言ってた。シンプルだけどうまいって。
一度食べてみたかったうどん。実際に食べてみて満足。
店にいる間にこちらに向かっているNさんから電話が入る。
高速を降りたドライブインを合流場所に決める。
店の前でお姉ちゃんに写真を撮ってもらい、合流場所に出発。
J:Sちゃん、方角はどっち向かってるん?
S:西
L:西って言われても分からない
J:ゴーゴーウエストって知ってる?
私:しらん
J:ニンニキニキニキ〜
私:ああ、知ってる
J:私な、Nさんっていうとこの歌思い出すねん
Lしらんやろ、ニンニキ
L:しらん
J:この歌欲しいねん
私:ネットのどっかにあるでしょ
J:あると思うで
私:これがチャット部屋なら誰かが検索して「あった」ってURL出すんだけどね
3人:そうそう
J:急に静かになって、その内URLがバババッてでてな
L:検索の仕方って解説ページ作って欲しいんだけど。父親が検索するとうまくヒットしないねん。
キーワードの入れ方というか。
私:慣れだよね、やっていれば段々分かってくるんだけど。私は中学生にPC教わったからね。
J:JUちゃん検索速かったよね
私:Pも早くなったよね、検索。鼻の穴膨らまして「これ」って出すんだよ
3人:そうそう
Sは運転中、こっちがどうであれがこうで、とガイドしてくれる。
チャットでたまたま知りあった4人が、こうして車に乗ってうどんツアー。
Sの運転とガイドで楽チン。知り合って良かったと感謝。
4人で話す内容は解説部屋と同じ。ただPC相手ではなくて人間相手の違いだけ。
道は渋滞もなく、しばらく走ってドライブインに到着。
それらしい車を探すといたいた。
子供2人と奥さんと4人で来るって言ってたNさん。
息子が車の後ろに腰掛けていて、離れた所で奥さんと娘が2匹のミニチュアダックスフンドを遊ばせている。
5人で立ち話をしていてふと車の中を見ると、眼鏡をかけたおばあさんが笑ってる。
Nさんのお母さん。まさかお母さんまで来るとは思ってなかった。
最近Nさんは、犬の面倒見るのが大変だから飼ってくれる人がいないか、という話をしていて、
Jが1匹なら知り合いで脈がありそうだから預かっていく、ということになっていた。
実際に会ってみたら2匹引き取ってもらえないか、とNさん。
※後日Nさん談
犬を2匹飼ったのは、1匹だと鳴くというから兄弟を飼った。
だけど飼ってみると2匹がうるさくて面倒みるのが大変。
餌をあげるのは母親だけど散歩は家族がしていた。
2匹の世話が大変なので1匹手離すことにしたけど、残った1匹も大変だから、という。
どうしようか悩むJ。結論は先送りに。
時間は11:30.Nさんたちはそろそろ昼ご飯の時間。
次のうどんや目指して2台で出発。
2軒目「権平うどん」に着くと入口に数人の列で出来ている。
出てくるお客もいるからまあ大丈夫でしょ、ということで、
入口に並ぼうとするけど、お母さんが杖をついて立って待っていられない。
店の中を見ると折りたたみの椅子は見当たらない。
店の中の座敷の縁に腰掛けさせてもらうことにして、私達は外に並ぶ。
順番が来てNさんの家族はテーブル。Nさんと私達4人は座敷に座る。
Sが、ここはカレーうどんがうまい、というので、全員それにする。
5人でテーブルを囲むと会話はPCのこと。
USBの無線って途切れやすくない?。ルータの自動割り振りで設定していて・・・。CTUが・・・。
内容は解説部屋と同じ。
周りのお客が聞いたら変な集団。話題がうどんじゃなくてカタカナばかり。
カレーうどんはこれまたうまい。
関東とは色が違うけど、辛くてだしが効いていてまた食べたくなる味。
うどんやを出て次は動物園へ。
出発前にトイレに行きたいお母さん。だけど和式では足が痛くてできないという。
途中で洋式がある所に寄ることにして出発。
左側にコンビニがないか、と見ながら行くけど左にはない。
右側にサンクス発見。
J:あった、サンクス、ここは絶対洋式やで
私が店に入って「トイレ借ります」といって覗くと水洗だけど和式。
また出発。
J:大阪では考えられん。怒られるで。サンクス。
L:洋式の便座を嫌がる人がいるからでしょ
次に駅に寄る。これも右側。
外のトイレ。これは・・・やっぱり和式。ぼっとん。
次にローソン発見。これも右側。
Lが店に入って洋式確認。
車の外に出てトイレ待ちの一服。
喘息持ちのJは発作時の薬を忘れたというので、車の中では吸えない。
駐車したらS、L、私の3人はすぐ一服。
トイレも済んで徳島方面に向かって車は走る。
途中で左折。田んぼの中の道を抜け、山道に入り、こんな所にあるん?という程
山を登った所に白鳥動物園。
駐車場の入口で係員が空いてる所を案内。Sの車が入り、後をみるとNさんの車がいない。
どこ行ったんだろ、と駐車場を眺めながら入口に向かうと、入口の所に停まってる。
窓口で「車椅子を借りたい」というと1台だけあり。それを借りてお母さんを乗せて入場。
人が沢山いる。猿、インコ、アライグマなど小動物が檻の外につながれていたり、放し飼いになっていて、
手で触ったり抱いたりできる。
餌を500円で売っていて、観光客が餌を上げることができる。
狭いと思っていたら奥は広く、ぐるっと回ると時間が潰せる。
途中の喫煙所で一服。
バラバラに移動していた全員が集まり、JとNさんのお母さんが意気投合。息子のNさんは犬の展示場に入る。
案内のSにきくと、元々は個人が作った動物園だという。
歩道は舗装されていない所が多く、傾斜もきつい。少しずつ広げていった結果らしい。
私:普通は動物に餌を与えないでください、っていうけどね
S:餌代がかからないでしょ、観光客が買ってくれるし、腹一杯になったら食わないし。
通路に豚が一匹歩いている。
私:あれ、道に出てるよ
S:餌の時間になれば戻るでしょ
全員で入口のそばにある出口までの傾斜を登り、犬がつながれている所に入ってしゃがんで犬を触る。
人懐っこい犬が多い。
この犬はどうのこうのとおしゃべりをしていると、突然「キャー!!」と叫び声。
見ると車椅子のお母さんが、車椅子ごと後にひっくり返る。
皆が一斉に走り寄る。私だけしゃがんだまま見ていると、車椅子の取っ手が地面にぶつかった瞬間に
首がそのままで後頭部は打っていない。
起き上がってみたらどこもなんともない。びっくりしただけ。
皆が犬のそばに行って自分も近寄ろうとして車椅子を動かし、段差を乗り越えようとして前が浮いたらしい。
全員がほっと一安心。
ホワイトタイガーと写真が撮れるという話が出ると、Nさんもお母さんも見てないという。
じゃあもう一度行ってみよう、ということになり、Nさんは出口のそばの民家の敷地に入って行く。
出口に行ってみると「入場券を見せれば再入場できる」と書いてある。
Nさんはそれを知らないまま民家に消え、他の人は出口から再入場。
すぐにホワイトタイガーの所に行くのかと思ったら砂利道で車椅子がガタガタして疲れるのか、
お母さんは途中で休憩。なかなか先に進まない。
しばらく待ってからやっとホワイトタイガーのそばにいって記念写真。
そばの檻にはホワイトタイガーの親らしい二匹が寝そべっている。
離れた所には普通のタイガー。
母:寝てないで動けばいいのに
(虎は夜行性です)
動物園を終わってさあどうするか。鳴門の渦潮見物ときいて、「あ、それ行ってみたい」とNさん。
車は鳴門へ向かってしばらく走る。
山道を登って下って、鳴門の観潮船乗り場が近づくと車が段々増えてくる。
海沿いの道に出ると駐車場入口で車が渋滞している。
これは入れないでしょ、と鳴門大橋の展望台入口に行くことにする。
真っ直ぐ行けば入口なのに、係員が規制していて右折しろという。
観光客が多くて駐車場が埋まってるらしい。
右折しても左側が海岸線の道路は渋滞が続く。右の空き地に停まって相談。
シャトルバスがさっきの観潮船乗り場の駐車場から出てるから、それを利用して展望室に行くことにする。
駐車場入口の渋滞の列に並び、しばらく待ってようやく駐車。
車を降りるとNさんのお母さんだけが杖をついて立っていて、車は離れた所に停めたらしい。
シルバーカーがないと歩けない、と言ってその場に立つお母さん。
バス乗り場は20m位離れた所。
係員に車椅子をきくと、ここにはない。展望台の入口にある、という。
歩けない人なら展望台の入口まで車で行けて、一番奥に停められる、と。
SとJ、Lと私の4人がその場に付き添って待つけど、いくら待ってもNさんは来ない。
車を見にいくと犬の鳴き声はするけど誰も乗っていない。
電話をかけると「バスに乗ってます」とNさん。
お母さんを置いて家族は皆な車に乗ってる・・・。
「なんで置いてバスに乗るんだろ、ほんとにあの子は・・・」と怒り出すお母さん。
Jが宥めて歩いてバス乗り場へ。もうバスには乗れない。
椅子を借りてお母さんを座らせ、バスの中のNさんに降りてもらう。
私とJ、Lがお母さんに付き添い、Nさん達にはあらためて列に並んでもらう。
やっと順番が来てバスに乗り、展望台へ。
数分で到着。バスを降りた所から入口まではこれまた歩いて数10mの坂。
杖を持ったお母さんは10m位でもう立ち止まって歩けないという。
係員にきくと入口の建物の中に貸し出し用の車椅子があるという。
私が入口に先に行って借りようとするとNさんの奥さんと息子が車椅子を取りに来る。
車椅子に乗ったお母さん。無事に入口通過。
鳴門大橋の下の歩道を歩いて、橋の中央の展望室へ。
右側は金網で風が強い。歩いても歩いても長い通路。
一行はバラバラになったりくっついたりして移動。
時々床の一部がガラスになっていて海面が見える。
400m歩いてやっと展望室に到着。
展示室の通路はロの文字の形で一周ぐるっと回れる。途中にトイレがある。
お母さんを孫が押して移動している姿を見て私はトイレへ。
出て来てぐるっと回ると誰もいない。トイレのそばにLが立っていて、
女子トイレの入口にJが半身出して立っている。
トイレの入口で海を眺める女
障害者用のトイレにお母さんが入っているという。
しばらくしてからお母さんのトイレが終了。
近くの記念写真を撮る所で撮影。
それからぐるっと回って皆を探すけど誰もいない。先に行ったんでしょ、ということで、
Jが車椅子を押し、Lが隣を歩き、私が先を歩いて入口へ戻る。
長い長い通路。
やっと入口に戻っても誰もいない。バス乗り場に行ったんでしょ。
手押し車を預けてあるはずだが、と窓口でいうともう返却したという。
「ほんとにあの子はなんで先に行ってしまうんやろ」と怒るお母さんをJが宥める。
手押し車がないと歩けないという。どっちにしても車椅子でバス乗り場まで行って、
車椅子だけ返却に来るのが一番早い。
また4人で歩き出す。
息子の愚痴を繰り返す母親に「息子を怒ったらあかんよ」とJ。
バス停の近くにいくと、孫娘が手押し車を持って行けといわれたらしくてこちらに向かってくる。
手押し車を受け取ってバス亭へ行くとすごい人の列。その中にNさんと息子、Sを発見。
バス乗り場の所で手押し車に腰掛けてもらって4人でおしゃべり。
3人は長い列の中でちょっとずつ前に移動。まだまだ時間がかかりそう。
シャトルバスは次々に到着。乗客を乗せては出発して行く。
待ってる間にJがソフトクリームのアイスを食べてる人を発見。
J:アイス食べたい、おばあちゃん食べる?
母:食べる
Lが走って買いに行く。
母:すいませんね、若い旦那さんに買ってもらって
(他人です)
列の中のNさんのそばに奥さんと娘がいない。お土産を買いに行ってるらしい。
しばらくしてそろそろ次のバスかな、という時にJがお土産を買いにいなくなる。
奥さんがきて焼き竹輪を皆に配ってくれる。これがうまい。
バスに乗る時になってもまだJが来ない。Lが電話で連絡。
Jは出発寸前に間に合って乗車。
私が焼き竹輪を食べながらお母さんの隣に座ると、お母さんはあれこれ話し掛けてくる。
私はどこどこの生まれでね、〇〇に引っ越して、〇〇に行って、
あちこち行きました。仕事で足を傷めてね、無理して仕事を続けたんですよ・・・。
お母さんはうれしそうに話す。
あっという間に元の駐車場に到着。Nさんが車を持って来てお母さんはほっと一息。
歩けないお母さん、すぐに車の座席に座るかと思ったら、外に立ったまま犬の話に加わって過ごす。
Nさん一家とはここでお別れ。2匹の犬をどうするか、Jが悩んで結局1匹だけもらうことになる。
Jが抱っこすると静かになって特別嫌がる訳でもない。
Nさん一家はもっと未練たらたらに暴れるか、と思ってたらしいけど何事もなく。
桟橋で鰯釣りをしている人が入れ食い状態になり、それも見物。
話は尽きないけどそろそろあたりが暗くなってくる。
それじゃこれで、とSの車に乗車。
走り出すとJの膝の上で犬はあちこち眺めてじっとしていない。
時々「クゥ〜〜ン」と声を上げるけど、暴れはしない。
Lの膝の上で耐えるチョコ
雨が降ってきてもう夜の道。犬を車に乗せるためのダンボール箱と、
メダカを受け取るためにS宅へ。
しばらく走って車一台がやっと通れる道の先の右側に車が停車。ここがS宅。
以前来た事があるJとLがトイレを借り、私は犬のリードを持って庭を眺める。
こっちに池があるよ、と言われて池を眺めていたら犬の動きが止まる。
と、口を開けて腰を落としたポーズ。間もなくう○ち君ご対面。
でっかい。思わずいい子いい子して褒める。車の中で我慢していたらしい。
スッキリ元気なチョコ
玄関にはでっかいパラボラアンテナがついた人工衛星追尾装置が置いてあり、上は天井まで届きそう。
S手作りの倉庫には色んな材料が入っていて、2階はまだ建築作業中。
倉庫の外には街灯のでっかいライトが置いてある・・・。
廃材が色々あって、電柱からの電線は一度母屋に入ってからあちこちに分岐されている。
Sが、小さいバケツに入ってるメダカ10何匹かを焼酎の3L位のペットボトルに入れて持っていけという。
大きな封筒の角を鋏で切ってジョウロにして、バケツを傾けるとメダカは全部ボトルの中へ移動。
車に積んで、ダンボールも入れて出発。
近くのうどんやはもう店じまい。
仕方がないので高松の途中の食べ物屋で夕飯を食べることにする。
雨の中を走って途中右側の食堂に入る。
ダンボールに犬を入れて4人で店内へ。
セルフサービスの食堂。J、L、私、Sでお盆を持っておかずを取って移動。
Lがご飯の大を頼んだ所でご飯終了。10分程お待ちください、と言われる。
ご飯が来るまで私が車を見に行くと、犬は箱の中で静かに待ってる。
先に食べ終えたLが車の犬を見に行く。
食べ終えたら腹一杯。
さあ高松港へ。
駐車場について荷物を移動。
JとLはこれから大阪に向けて出発。
時間は20:30.一服してからお別れ。
私はSに高松駅まで送ってもらう。
朝から12時間以上運転とガイドをしてくれたSに感謝して別れ、
駅から歩いてホテルに到着。
シャワーを浴びてさっぱり。うどんはうまいし、おもしろい一日が終了。
※Nさんの後日談
Nさんのお母さんが鳴門の駐車場で降りたのは、
一人で歩いてバスまでいく、というから降ろして、来るだろうと思ってバスに乗ってた。
展望台で分かれたのは、車椅子のお母さんが見当たらなくなって、
追い抜いた筈がないから、これはきっと先に入口に行ったんだと思い込んでいた。
入口に着いたらいなくて、これはバス乗り場に行ったんだろう思っていた。
行ったらいないし電話を私とJにかけたけど二人ともつながらない。
おかしいと思っていた。
本人が歩けると言うと、無理だろうと言ってもきかない。それで歩けなくなる。
中途半端に動けるから車椅子もレンタルで使っていたけど返してしまった。本人が買う気がない。
普段から旅行に行くと言って当日朝に行かないと言うことが珍しくなく、
実際に出かけるのは2割位。今回は朝行くと行ってそのまま一緒に来た。
母親を置き去りにするNさん。この日の話題を独占。
「お母さんに、私達のことをどう説明してたのか」と私が後日きいてみると
チャットの知り合いだと言ったら了解してた。
それで別れてから相手の名前も住所も知らないと分かって驚いてた、と。
今日一日結構歩いたので足の裏にシップを貼ると、快感。
ホテルでテレビを見て22:00を過ぎても眠気が来ない。
小説は昨日読み切って他にない。
横になっても眠れないなら、今回の旅行の出来事をメモしておこうか、と
いらないA4の紙に書き始める。するとあれもこれもと色々な場面が浮かんできて切りがない。
あっという間に0:00になって消灯。
23日(水)
7:30起床。
今日は小豆島にフェリーで行ってまた高松に戻ってきて帰宅する予定。
8:00に部屋を出てチェックアウト。コーヒー券でサービスのコーヒーを飲んでからホテルを出発。
ホテルのそばの歩行者用信号。青になると今まで赤だった上の部分に残り時間が標示される。
駅の向こう側のフェリー乗り場へ。
9:00発のフェリーの往復切符を買い、時間が来て乗船。
初日に買って食べなかった夜食を朝飯に食べる。
天気は曇り。雨は大丈夫そう。
これならレンタカーじゃなくてレンタルバイクでも大丈夫そう。
パンフレットのバイク屋に電話。
おばさんが出て二人乗りバイクは2つあり、何とかとCBX125だという。
何とかってバイク名は聞いたことがないので、HONDAのCBで予約。
フェリーを降りて10:10のバスで4つか5つ目の八幡橋の停留所で降り、
信号を右に曲って200m位で店がある、という。
時間通りにフェリーは土庄(とのしょう)港に到着。
接岸する様子をデッキから眺め、乗った時と同じ出口に行くと、並んでる人は皆車やバイクのある1階へ降りていく。
他の乗客は?と客席に戻ると誰もいない。
売店の人にきくと反対側から降りるんだという。
慌てて階段を下りると乗用車やトラックがフェリーから出て行く脇を乗客が歩いている。
バス乗り場に行くと数人が並んでる。
乗り場の路線図で八幡橋という停留所を探すけど、見つからない。
このバスでいいのかどうか。島全体の路線図を見ると殆どの路線が八幡橋を通っている。
これでOK。時間通りにバスがきて乗車。
八幡橋で降りる。帰りのバスは・・・と道の反対側のバス停の時刻表を見ると丁度いいのは13:23.
小豆島で2時間。ちょっと少ないけど仕方がない。
歩いてバイク屋発見。シャッターが半分しか開いていない。
店の外にはレーサータイプのCBX125。
そうか、Xってレーサータイプか。。。
おじさんがいて、手続きをしてヘルメットを受け取る。一つはまあまあ新しそう。もう一つは古くて汚れてる。
お:このバイクは馬力がないから、ローでけちらかしてください
私:けちらかすってなんですか?
お:ああ、思い切りふかす、レッドゾーンまでね
と言って笑う。
じゃあ出かけようか、とメットを眺める。
新しいタイプのメットがもう一つある、とおばさんがいうので、それを受け取ると、
確かに形は新しいけど中は汚れていて同じ。
これはじかにかぶれないでしょ・・・。奥さんが新しいメットをかぶり、私はお古。
ハンカチを頭に乗せてからかぶる。
前傾姿勢の125.ハンドルと前輪の間にカバーがあるので、タイヤの傾きがわかりづらい。
このタイプのバイクは乗ったことがない。
エンジンをかけるとカバーがガタガタ鳴って、大丈夫なん?と心配になる。
レンタバイクって結構ボロボロが多い。
でももう借りたんだから仕方がない。奥さんが後に乗って出発。
最初は怖々。走っている内に段々慣れてくる。
渋滞はなく、海岸線を走って最初はオリーブ園へ。
30分位で到着。一服してから園内の坂道を歩いて見物。
暑くて汗が出てくる。
日向にはいられない。
全部を見物しないで早々に売店へ。
醤油サイダーとオリーブサイダーを発見。冷えてるのを買って店の中の椅子で飲む。
醤油はまずくはない。オリーブはまあまあいい感じ。
次は岬の分教場。
テレビの鉄腕ダッシュでソーラーカーが記念撮影をしたという。
海岸線を走ってまた30分。分教場を通り過ぎ、先に映画村へ。
バイクを停めて時計を見るともう12:20.これからバイク屋へは40分はかかる。
もう出発する時間。映画村を外から写真撮影。
分教場に寄って外から写真撮影。
さあもうおしまい。バイク屋へ出発。
途中、マルキン醤油記念館がある。
Sが、小豆島はそうめんとマルキン醤油。マルキンはうまいよ、と言っていた。
だけど時間が気になるので通過。
オリーブ園のそばに道の駅があり、お土産を買えるけどそんな時間はないので通過。
何せバイク屋の場所をよく覚えていない。交差点の名前が思い出せないまま土庄港を目指す。
大体の感覚でそろそろかな、と交差点を過ぎると奥さんが「ここー!!」という。
通り過ぎてガソリンスタンドで満タンに。
戻ってバイク屋に到着。時間は12:50.
バイクを停めると駐車している車からおじさんが声をかけてくる。
「早かったね、丁度港まで行く所だけど、乗っていくか?」
お、ラッキー。
そのまま車に乗車。
お:エンジェルロードって見た?見てないなら寄って行こうか?
ここ渡れる時間になると車が一杯になってね、観光客が沢山きてすごいよ
干潮時に島まで渡れるという名所。
車を停めて浜まで行くと今は潮が満ちている。
すると後からおじさんが来て、写真撮ってあげるよ、と私のカメラで記念撮影。
すぐに車に戻り、港へ。
フェリー乗り場で降りておじさんとお別れ。
バイクが戻ってきて、点検しないまま、ガソリンも満タン返しを確認しないままで
車でお客を送っていく。おじさん大丈夫なん?
フェリー乗り場の近くのお土産やで買物。
マルキン醤油の生醤油発見。家用に購入。
これでうどん、大根、ネギ、生姜で醤油うどんが食べられる。
ゆっくり買物をしたので昼ご飯を食べる時間がなくなり、とにかくフェリー乗り場へ。
時間通りにフェリー乗船。
売店のうどんと海苔巻弁当みたいなので昼ご飯。
食べたら眠くなってうとうと。
14:00高松港に到着。
15:10にマリンライナーに乗る予定。
高松駅のKIOSKでお土産を買って、駅のホームへ。
15:10出発。
岡山で17:30の新幹線に乗り換え、21:00東京駅着。
総武快速電車のグリーン車で千葉駅、乗り換えて最寄駅。
駅を降りるとバスが待っていてすぐに乗車。
22:30頃自宅に到着。
あとがき
今回のうどんツアー。きっかけは5月のGWにJとLがSの案内で回ったうどんツアー。
もう一度あれを食べたい、また行きたい、という話があって、
今度機会があったら私も行こう、と思っていました。
ただの思いつきだったのに、9月に連休があって休みが取れることになり、
あれよあれよという間に出発日を迎えました。
実は、22日ホテル川六のロビーに8:30集合。これだけ決まっていて後はSにお任せでした。
当日集まってからSが一人で頭の中でコースを決めて移動開始。
さすがに地元だけのことはあって、店の場所、営業時間、味、その他情報はしっかりつかんでいて、
私達はただ車に乗っているだけ、というとても楽な旅行でした。
朝から12時間以上ガイドをしてもらい、S氏に感謝感謝です。
また、後半はNさん一家には爆笑のネタを提供していただきました。
翌日の小豆島は時間が短かったけれど、予定通りに帰路に着いて千葉に帰宅できました。
無事に旅行ができてホッとしています。
また機会があれば醤油うどん、カレーうどんを食べてみたいし、その時はまたS氏にお世話になります。
この旅行記事を読んで、今回は残念ながら不参加の方に旅のおもしろさが伝わったでしょうか。