館山花火大会
21.8.8(土)-9(日)
8.8(土)
夜中に仕事が終わって帰ってきたのは2:00前。
シャワーを浴びてPCオン。
いつものように何だかんだ作業をして、テレビをみて外が明るくなる。
寝たのは9:00過ぎ。
館山は房総半島の先、東京湾側。泊まるホテルは太平洋側。
13:00頃に起床。パンを食べてリンゴジュースを飲み、荷物を確認。
13:30マンション自転車置き場へ。
一泊の着替え、虫除けスプレー、レジャーシートなど、荷物を後のボックスに入れ、
会話の機械をつけて二人乗りバイクで出発。
会話装置はまあまあ使える。
京葉道路 蘇我インターを目指す。
入口は自動発券機。受け取って奥さんに渡す。
初めての高速走行。
片側2車線。車は100km以上出しているのか、すぐに後から追いつき、追い越して行く。
70kmを越えると風圧がきつい。会話装置の会話はできない。風の音がうるさいだけ。
でもイヤホンを外せない。
80kmで走るのはきつい。風に煽られるから70kmちょっとが限界。
しばらく走ると雨。バッチンバッチン。
半袖の腕に痛い痛い。スピードは70kmがやっと。後から車が来るから路側帯を走る。
靴の中はすぐにビショ濡れになる。
市原SAでカッパを着るか、どうしようか。走っていると段々小雨になってくる。
このまま行くか。
雨はその後も激しくなったり小雨になったりしてその内止む。
日が差して来ると道路の照り返しがきつくなる。
木更津を過ぎると道路は片側1車線になる。対面交通。中央分離帯はない。
制限速度70km。
君津PAで休憩。
バイク置き場があって、屋根はあっても日向。
会話装置を耳から外すと耳鳴りが続いてる。
ベンチに若いお兄ちゃん、お姉ちゃん達が座ってる。
喫煙所はプレハブの建物の中。入るとクーラーがきいている。
一服してからトイレへ。
ウォシュレットできれい。おむつを替える台もあり、シャワーもついている。
さて、行くか、とバイクに乗る。会話装置は使えないのでつけない。
天気は晴れて風圧が辛いだけ。70kmちょっとで走行。
車が後についたら路側帯に移動。
トンネルに入ると生暖かい風。暗く閉ざされた空間に一瞬びっくり。
片側1車線のまま。中央分離帯がないから対向車がセンターラインを超えれば衝突する状況。
30cm位の赤い棒が間隔を置いて立ってるだけ。怖い怖い。
スピードが出せない。息が苦しくなる。60kmがやっと。
出口が見えれば楽だけど、長いトンネルではどうしてもスピードが出せない。
車がすぐ後に追いつくけれど、路側帯がなければよけられない。
トンネルを出るとすぐに路側帯に移動。
何個かトンネルを通過。その度に息苦しくなる。
車を運転しててもトンネルは気持ち悪い。
出口がないような感覚で落ち着かない。
でも、バイクは特別。風圧を感じながら逃げ場のない怖さを実感。
最後のトンネルに入る手前で渋滞。
ケツが痛い。ずっと座ってるから痛い。
奥さんもケツが痛い、と時々立ち上がる。
そろそろ富浦IC。館山道路の終点。
路側帯を走って車を追い抜き、料金所で支払い。1800円。
車はETCで1000円なのに。。。
バイクのETCは生産が追いつかずに入荷未定のまま。
富浦出口を出て一般道を直進。
標識に館山が書いてない。白浜とか鴨川とか出てる。
途中で止まって地図を確認。
真っ直ぐでOK。途中で右に曲がり館山駅を目指す。
道が狭くなって、商店街に入る。
館山駅東口の信号があり、右側は北条海岸。花火会場。夜になったらここに来る。
ここを左に曲って千倉方面のはず。
左に曲ると住宅街に入り、道が狭い。どうも128号線とは違う。
適当に右折してバスが走る道路に出る。これが128.
走っていると千倉の標識が出てくる。
標識に従って途中で右に曲がり、線路を右に見ながら走ると牛小屋匂い。
牧場が見える。
警察官のバイクが前を走る。
40km〜50kmでゆっくり走ってるけど追い抜けない。
線路を渡って千倉駅が左。
警官バイクは駅方面に曲がり、私は直進、左折、右折。
適当に走ると海岸線に出る。
左に曲ってホテルを探すと・・・、ありました、千倉ホテル。
16:00ホテル着。
手続きをして案内されたのは403号室。
4階の海が見える部屋。10畳と4畳位の窓際の続き部屋がある。
一服してからまず汗を流しに2階の大浴場へ。
男湯の入口ドアを入ると、脱衣所のかごが並んでいて、
そこにおばさんが一人、向う向きに上半身裸で立っている。
これから入るのか出たところなのかは不明。
おばさんは私には気がつかない。
すぐに外に出て、ベンチに座って考える。
このまま一緒には入れないし、ホテルの人に連絡するのも気が引ける。
どっちにしてもここはクーラーがきいてなくて暑い。窓もない。
しばらく待つけど出てくる気配はない。
あきらめて部屋に戻って部屋の風呂に入ってシャワーだけ浴びる。
シャワーノズルからは平均的にお湯が出てこない。
見ると穴に汚れがついていて詰ってるみたい。
これは無理でしょ・・・。
でも掃除のしようもないので、これもあきらめてこのまま使う。
まあ汗は流れてすっきり。
13:00過ぎに起きてパンを食べただけなので、腹が減って仕方がない。
ご飯は17:30の予定だけど、17:00過ぎには運ばれてくる。
食べたら腹一杯。
18:00過ぎに花火を見物に部屋を出る。
フロントで会場のバイクの置ける場所をきくけど分からないという。
電話で宿泊を申し込んだ時に、調べておいてと言ったのに・・・。
「他のお客さんはバスで送ります。帰りは電車ですが乗っていきますか?」
とおばさんがいう。電車は1時間に1本だという。
帰りが電車じゃ大変だからバイクで来たんでしょ・・・。
とにかくバイクで行って見ます、と出発。
館山駅を目指して走るけど、来た時とは道が違って適当に走って
19:00前に駅のそばに到着。
ケツが痛い痛い。
北条海岸入口の交差点では渋滞。
とにかく海岸近くまで行くと、交通規制らしく、前の車が右折していく。
私も右折。パチンコ屋の駐輪場があったのでそこにバイクを止める。
人が沢山ぞろぞろと歩いている。その方向に歩いていくと右側が館山駅だと気付く。
あれま。ここはロータリー。
赤いライトを持ったお兄ちゃん数人が並んでる。
その向うは駅前の駐輪場らしい。
「すいません、バイクはここに停めていいんですか?」
「いいですよ」
パチンコやからここまで約50m。バイクを移動して空いてる所に停めてほっと一息。
人波に混じって海岸へ歩いていくと、
海岸通りには屋台が並んでいて、
その向うの海岸には人が沢山座っていて空いてるスペースはない。
8年前に来た時は、防波堤の左側の海岸に座って見た。
ここは防波堤の右側。もっと左に行ってみるか。
海を右に見ながら人ごみを掻き分けて歩いていくと、防波堤は立ち入り禁止。花火の打ち上げ本部がある。
通り過ぎて海岸に降りれる所を発見。
屋台が並んでるその後ろにシートを広げて座る。
時間は19:00
放送が小さく聞こえてくる。開始は19:30だという。
狭いシートに二人で座って開始を待つ。
私達の左隣にはじいさんが三脚にカメラを乗せて構えている。
カメラはフィルムの古い一眼らしい。
立ったままで開始を待っている。
19:30
放送のアナウンスがカウントダウン。
そして花火開始。
連発でお腹に響く音と空に広がる花火。
デジカメを構えてとにかく撮影。
ファインダーは覗けない。適当に撮る。
あっという間に時間が過ぎ、20:40フィナーレで連発。
終わって左を見るとじいさんはいなくなっている。
海岸通りに出ると人の波。館山駅まで人ごみの中を縫って歩く。
アナウンスが
「館山駅は大変込み合っています。階段下で入場制限をしています」と言っている。
やっと駅に着いたら建物の入口に人が溢れて、ロータリーにまで座ってる。
バイク置き場のバイクは・・・無事待っててくれました。偉いぞ223.
荷物を後のボックスに入れてさあ出発。
ロータリーを回るともう車が渋滞。全然進まない。車の間や脇を人がぞろぞろ横断。
このままではとても動けない。
人波が進む左の路地に入ると、カラオケの駐車場の裏口。
金網が途切れているところは人が一人通れる位の幅。
人ごみに混じってバイクで通過。駐車場から道路に出るとやっぱり車の列。
幹線道路まではずっと渋滞。
車の脇を進むのに、人も車道を歩いているのですんなり進めない。
駅前の交差点を過ぎ、その先の交差点を過ぎ、30分以上かかってやっと渋滞が途切れて走り出す。
昼間通った道は真っ暗だけど、農場のそばを通り、千倉駅のそばを通り、
22:00ホテルに到着。
部屋に戻ると布団が敷いてある。
汗をかいたので二人で2階の大浴場へ。
男湯は誰も入っていない。
窓を背にして体を洗っていると波の音がやけに近い。
浴槽に入って窓を見るとなんと全開。
真っ暗の空間の先に波が寄せている。あれまぁ。
しっかり沈んでさっぱりすっきり。
脱衣所を出て外のベンチで奥さんを待つ。
けどここは暑い。汗がダラダラ出てくる。
浴室入口のドアを開けるとクーラーがきいていて涼しい。
ドアを開けたままその場に座って奥さんを待つ。
数分待ってやっと奥さんが出てきて部屋へ。
テレビでは酒井法子の逮捕の話ばかり。
23:00
布団に横になり、目を閉じるとウトウト。
奥さんはテレビを見ている。
クーラーをつけていないと暑くて眠れない。
つけると寒い位。だけど布団をかけると暑い。
8.9(日)
ウトウトごろごろ。気がつくと3:00
やっぱり4時間位で目が覚める。
どうせ眠れないなら起きて煙草を一服。
お茶を飲んで持ってきた推理小説を。
だけど最近小説は読んでいない。眠る時は電子工作の意味がよく分からない雑誌を眺めて
頭が疲れて眠るのがここ数ヶ月の習慣。
小説に飽きて今日のできごとの記事を書きましょ。
紙は・・・ない。いつものショルダーバッグじゃないから書ける紙を持っていない。
何かないか・・・小説のカバー。
裏返すと書ける。
今日起きてバイクで走って、とあれこれ書いていたら4:00になる。
眠れないけど今日もバイクで走るから横になるべ。
4:00過ぎに横になるけど眠れない。
外は段々明けて来る。
5:30を過ぎでやっとウトウト。
7:30
携帯の目覚ましで起床。
顔を洗って着替えて1階の食堂へ。
腹が減っていたのでご飯を2杯食べる。
奥さんがフロントのそばに置いてあった割引券をもらってくる。
太海(ふとみ)フラワーパーク。
部屋に戻ってこれからどこへ行くか考える。
房総半島の先端、野島崎燈台や州崎を回るか、太海へいくか。
ワンニャンランドがあるので太海に回ることにする。
9:00
チェックアウト。
バイクでホテルの外の海水浴場に行って写真を撮る。
千倉を太平洋側の海岸沿いに北上、20km先の太海へ。海岸線は渋滞もなく快調に走る。
途中のローソンでブラックコーヒーを買って飲む。
10:00
フラワーパーク到着。
二輪車の駐車場料金300円。
暑い暑い。
犬猫と遊んで釣堀で遊べればいいかな、と思って料金を払う。
草花のハウスは寄らずに、犬猫ランドに行くと、
入場料600円だという。
入口でフラワーパークと釣堀の料金を払っていたことがわかる。
まあ仕方がない。
犬猫ランドは小型犬が何匹かプレハブの部屋の中にいて、触って遊べる。
ここはクーラーが効いている。
隣は子犬のハウス。その先は猫のハウス。
どちらも扇風機。
元は草木のハウスらしい。中にいると暑い暑い。
子犬も猫も暑くて寝てる。
外は檻の中に大型犬が10匹程いる。柵ごしに触ることができる。
外は暑い暑い。
しばらく眺めて外に出る。
釣堀に行くと何人も釣りをしているけど、あまり釣れていない。
餌は小さなエビ。アミ?
針につけて入れると魚はいるけど見向きもしない。
どうも金属が光る餌には食いつかないらしい。
餌をつけかえて繰り返すけど食いつかない。
暑くて気持ち悪くなってくる。
バイクに戻ってタオルを持ち、水道で濡らして頭にかぶるとホッとする。
釣堀に戻って続けるけどやっぱり釣れない。
たま〜に子供が釣り上げる。
けど釣れてもそのまま逃がさないといけない。入れ物もないから上げてすぐに逃がす。
暑い中1時間程やるけど食いついたのは一度だけ。途中で逃げられる。
後は手ごたえなし。
あきらめて釣り終了。
サービスのアイスを食べて自動販売機でブラックコーヒーを買う。
13:00頃
フラワーパークを出て、海岸線を南下して千倉方面へ戻る。
ガソリンスタンドでガソリン補給。
海岸線の途中、千倉の手前から山の中を館山方面へ。
館山駅の手前から富浦インターへ向かう。
インターの手前では渋滞の車の列。
脇を通ってインターを入る。
料金所を過ぎて左側に空き地があったのでちょこっと休憩。
ケツが痛い痛い。
一服して高速を走り出す。
片側1車線の道路は制限速度70km。車は80km位で走る。
バイクの80kmは風の抵抗が強くてやっぱり怖い。
70kmが限界。無理して80kmだすけど長くは続かない。
そしてトンネル。
長いトンネルに入るとやっぱりスピードが出せない。
呼吸が苦しくなる。60kmが限界。トンネル恐怖症?
後の車がすぐそばに追いついてくるけど、それ以上スピードが出せない。
路側帯が少しでもあればよけるけど、なければ耐えるしかない。
トンネルを出たらすぐ路側帯によける。
一般道なら60km以上は普通に出すのに、トンネル内では出せない。
高速道では80kmが限界。
片側一車線がニ車線になっても、車は80km以上出すからすぐに追いついてくる。
悪いから路側帯によける。
しまいには路側帯をずっと走り続けるようになる。
市原が近づくと雨が降ってきてバッチンバッチン痛い痛い。
70kmがやっとで怖々路側帯を走っていると、
後から追い越し車線をバイクの一団が車を抜いて走っていく。
若い兄ちゃん、後ろはお姉ちゃんも乗ってる。
年をとると怖さが先に立つ。
後の奥さんを怪我させる訳にはいかないし、危ないことはできなくなったと実感。
16:00
市原の自宅に到着。
ホッと一息。
あとがき
しかし、トンネルにはまいった。
80km以上出せないのもまいった。
ケツが痛いのもまいった。
これじゃツーリングはできない。
バイクで伊豆とか関東近辺いけるじゃん、と思っていたけどとても無理。
渋滞の脇を抜けられるのは楽だけど、それ以外車が怖いし雨も辛いし。
高校生の時にバイクの免許をとり、原チャの次に乗ったのが125cc。
もっと大きなバイクに乗りたかったけど買ってもらえなくて我慢。
一般道を飛ばして走ってたけど、それ程怖さは感じかなかった。
50才を過ぎて、30何年の夢がかなって大きなバイクで走れるようになったのに、
スピードが怖くて走れないなんてショックで仕方がない。
奥さんを後に乗せていて、危ない目にはあわせたくないし、もちろん怪我もさせたくない。
自分も痛い目にはあいたくない。
慣れればまた違うのかも知れない。無理に危ないことをする必要もない。
安全な運転であちこち出かけられればそれでいい、とも思う。