初心者のための
パソコンの基本 各部の名称と機能・操作 (23.7.9)(最終更新:23.11.21)
対象OS:XP
はじめに
パソコンを購入して初めて起動させると色々なマークが表示されます。
各部の名称や機能、操作方法を知らないままでは、何をどうやって良いのか分かりません。
パソコン操作に困った時、人に相談することがありますが、
目の前にパソコンがあれば指をさして「これ」と言えます。
しかし、お互いが離れた場所にいる場合、例えば電話やチャット等で会話している場合には困ります。
画面表示の名称を知らなければ「これ」を相手に伝えられません。
このページではwindowsXPの画面を例に、パソコン画面の各部の名称と機能、操作方法等を解説します。
パソコンの設定によって、このページとは違う画面表示になる場合があります。
あくまで一例として参考にしてください。
パソコンの電源を入れて起動動作が終了すると表示される画面をデスクトップといいます。例えば下図のような表示になります。
パソコン画面で絵や文字で表示されているマークをアイコンといいます。
アイコンをクリックすることでそのプログラムやデータを開く(起動する)ことができます。
パソコン画面の一番下にある帯状の部分をタスクバーといいます。
タスクバーには、現在開いている(起動中の)プログラム等が四角いマークで表示されます。
例えば下図のようになります。
この画面では、yahooメッセンジャーとyahooメールがタスクバーに表示されています。
タスクバーの右端にある部分をタスクトレーといいます。
ここには時計表示やスピーカマークなどが表示されています。
タスクトレイの << マークをクリックすると後に隠れているアイコンが表示されます。
<< マークは開くと向きが反対に >> になります。
下図は隠れているものの例。
下図のような四角いものが、文字を入力する画面で表示されます。これをIME言語バーといいます。
この図では A と表示されています。これは半角英数表示を意味します。
日本語入力をする場合は、キーボードの左上の「半角英数」キーを1回押します。
すると あ の文字に変わります。
ここに あ が表示されていれば「今は日本語入力の状態」だと分かります。
半角英数入力にするには、もう一度キーボードの左上の「半角英数」キーを1回押します。
1回押すごとに、日本語入力と半角英数入力が切り替わります。
デスクトップに表示させていると、
例えばインターネットのページを全画面表示にした場合、IME言語バーが後ろに隠れて見えなくなります。
ページで文字を入力する時にIME言語バーが後ろに隠れていると、「今は日本語入力なのか英数入力なのか」が確認できません。
ページを最小化して言語バーを確認してまたページを表示させて、と手間がかかるので不便です。
そこで、必要な時以外はタスクバーの中に収納しておくことができます。タスクバーにあればいつでも「あ」か「A」か見られます。
IME言語バーの左端にマウスを合わせると、下図のようにマウスポインタが十字の矢印になります。
ここで右クリックすると下図の画面になるので、最小化をクリック。
すると下図のように、タスクバーの中に収納されます。
デスクトップに表示させるには、
IME言語バーの左端部分でマウスを右クリックして、言語バーの復元をクリック。
※最小化してタスクバーの中にIMEを入れている場合は十字マークはでません。
下図のような機械をマウスといいます。形がネズミに似ているからこう呼ばれています。
パソコンのキーボードや本体からコードでつながっているものや、コードがなく無線でつながっているものがあります。
マウスは、パソコンに文字や命令を入力する場合、キーボードの補助をするので「補助入力装置」と呼ばれています。
マウスを動かすとパソコン画面で矢印が動きます。この矢印をマウスポインタといいます。
これは場面によって形を変えます。(※パソコンの設定によっては変わらない場合もあります)
下図のように、アイコンの上にマウスポインタの矢印を移動させると形が手の形に変化します。
マウスのボタンを押すことをクリックといいます。
アイコンやマークなどをマウスでクリックすることで、そのプログラムを開いたり(起動したり)内容を表示させます。
通常「クリック」という場合は「左クリック」のことをいいます。右クリックの場合は「右クリック」といいます。
通常パソコンを購入したままでマウスを扱う場合はダブルクリックの設定になっています。
マウスポインタをアイコンの上に合わせると下図のように矢印から手の形に変わります。
そして一度クリックするとアイコンの色が変わります。
これは「選択状態」を表します。「今、マウスポインタはこのアイコンを選択した」という意味です。
次にカチカチとクリックを素早く2回すると、そのプログラムが起動します。
2回クリックするのでダブルクリックといいます。
ダブルクリックはアイコンをクリックしてプログラムを開く(起動させる)時に行います。
例えば
インターネットのページを見るインターネットエクスプローラのアイコンをクリックする時や、
写真画像のアイコンをクリックする時、音楽ファイルのアイコンをクリックする時などはダブルクリックです。
黄色いフォルダアイコンをクリックする時もダブルクリック。
そのアイコンを開く(起動させる)場合にダブルクリックします。
※アイコン以外のボタンや文字をクリックする場合は1回クリックするだけです。
例えばリンク先のページに移動する場合、リンクの文字を1回クリックするだけです。
アイコンにマウスポインタを合わせるだけで選択状態になり、一度クリックするとそのプログラムが起動します。
初心者はダブルクリックの方が操作が確実に行えます。
アイコンを選択してからダブルクリックするので、間違えて他のアイコンを開くことがありません。
多くの人がパソコンを共有する職場等のパソコンはダブルクリックになっていることが多いです。
これは、パソコンの技量が個人個人でまちまちなので、不慣れな人のレベルに合わせるためです。
パソコン操作に慣れてきて、能率的に作業を進める場合はシングルクリックが適しています。
マウスポインタを合わせるだけで選択になり、一度のクリックで素早くプログラムが起動できます。
ダブルクリックとシングルクリックの切り替え
フォルダオプションの画面で行います。
フォルダは何でも構いませんが、例えば下図のようにマイドキュメントフォルダを開き、
ツールをクリック、フォルダオプションをクリックすると、
下図の画面になります。クリック方法の部分をどちらかクリックして選択し、
適用をクリック、OKをクリック。
マイドキュメントのフォルダは×で閉じます。
ダブルクリックの「カチカチ」のタイミングは調整することができます。
スタートボタンをクリック、コントロールパネルをクリック、
下図のようなコントロールパネルの画面で、マウスをクリック、
すると下図の画面になります。
ダブルクリックの速度の部分の、つまみをクリックしたまま左右に移動させればカチカチの速度が変更できます。
変更したら、適用をクリック、OKをクリック。
コントロールパネルの画面を×で閉じます。
下図のように、黄色いアイコンがフォルダ。
フォルダはいれもの。プログラムファイルやデータファイルを入れて整理するもの。
ファイルには、データファイルとプログラムファイルの2種類がある。
下図はワードのデータファイル。単にワードファイルともいう。
ワードファイルのアイコンをクリックすると、ワードが起動して中身の文書(データ)が表示される。
下図は音楽データファイル。単に音楽ファイルともいう。
音楽ファイルのアイコンをクリックすると、この場合はウインドウズ・メディア・プレイヤが起動して、
中身の音楽(データ)が再生される。
下図はプログラムファイル。それぞれのアイコンをクリックすることでそのプログラムが起動する。
下図はワードの画面。例として「ホームページの歴史」という文書を作りました。これはデータファイルです。
このままでは、パソコンの電源を切ったらこの文書は消えてしまいます。
消えないようにするために、この文書に名前を付けて保存します。
操作は、ファイルをクリック、名前を付けて保存 をクリック。
すると下図の画面になります。保存先をデスクトップにして、ファイル名を「ホームページの歴史」にして、保存。
すると、デスクトップに下図のようなアイコンができます。
これが、ワード文書のデータファイルです。単に「ファイル」ともいいます。
こうしたファイルが沢山ある時、入れ物に仕分けすると管理が楽です。
そこでフォルダを作ります。
デスクトップの何もない所で右クリック、新規作成にマウスポインタを合わせるとフォルダが表示されるのでクリック、
すると下図のように 新しいフォルダ が表示されます。
フォルダ名が反転文字になっているので、ここでキーボードから適当な文字を入力します。
例えば 文書 と入力してエンターキーを押して確定します。
すると下図のような表示になります。
「ホームページの歴史」というワードファイルを、「文書」というフォルダの中に入れて整理します。
ドラッグとはアイコンを左クリックしたままマウスを移動させること。
ドロップとは左クリックを解除すること
「ホームページの歴史」アイコンを左クリックしたまま、文書フォルダの上に移動して、
下図のようにフォルダの色が反転したら手を離します。
すると、文書フォルダの中に、ホームページの歴史ファイルが入ります。
文書フォルダをダブルクリックして開くと、下図のようにホームページの歴史ファイルが表示されます。
ファイルが多くなるとどこに何が保存されているのかが分からなくなります。
文書は文書、音楽は音楽、写真は写真というように、
種類によってフォルダで分けておくと取り出すときに便利です。
電源の管理
パソコンを使用する時はパソコン本体の電源ボタン
を押します。
しばらく待つとデスクトップ画面が表示されます。
パソコンの電源を切るには、開いているプログラムを×で閉じて全て終了してから
スタートボタンをクリック、終了オプションをクリック、
すると下図の画面になります。
電源を切るボタンをクリックして、しばらく待つとパソコン本体のモーター音が停止して電源ランプが消えます。
これで電源が切れた状態になります。
画面の操作ができなくなった状態をフリーズと言います。俗に「パソコンが固まった」ともいいます。
パソコンがフリーズした時には強制的に終了しますが、順序があります。
ESC(エスケープ)キーを押すと、動作中のプログラムを終了させることができます。
これで効果がなければ、
画面下のタスクバーに表示されているプログラムの四角を
右クリックして「閉じる」をクリックすると、閉じることができる場合があります。
下図は、タスクバーのメモ帳を右クリックした場合。
このように、タスクバーを右クリックして、閉じられるものを閉じる。
そうすると、場合によっては、フリーズが解除されることもあります。
それでも駄目な場合、
キーボードの、Ctrl(コントロール)+Alt(オルト)+Delete(デリート) この3つを同時に押します。
すると下図のようにタスクマネージャが起動します。
※パソコンによっては、タスクマネージャを選択するボタンが表示され、それを押すと下図が表示するものもあります。
タスクマネージャの画面で、使用しているプログラム一つずつ選択して、タスクの終了をクリックすると、
応答しないプログラムを終了することができます。
それでも解決しない場合、
スタートボタンをクリックして、電源を切る操作(シャットダウン)をする。
このスタートボタンも押せない場合、
下図のキーボードのWindowsボタンを押すと、
スタートボタンを押したのと同じ画面表示が出ます。
それでもフリーズが解除されない場合、
電源ボタンを5秒以上押し続けて電源を切ります。
電源が切れてパソコンが止まってから、しばらく待ちます。その後再び電源ボタンを押すとパソコンが起動します。
電源の強制終了はパソコンの動作を途中で止めることになるので故障の原因になります。
あまり頻回に行わないように注意します。あくまでこれは最終手段です。
強制終了した後は、パソコンの作業が終わったら、エラーチェック(スキャンディスク)をする必要があります。
詳細は、パソコン操作の基本、メンテナンスの3)エラーチェック(スキャンディスク)
を参照してください。
パソコンの電源コードをコンセントに差し込む場合、スイッチつきコンセントを使うと便利です。
使っていない時はスイッチを切れば待機電力を使わずに済みます。
気をつけなくてはいけないことは、パソコンが動作中に誤ってコンセントのスイッチを切らない。これが重要です。
パソコンが動作中にいきなり電源が止まると、扱っているデータが壊れます。
最悪な場合は電源ボタンを押しても起動できなくなります。
夏は特に雷が多く発生します。
落雷があると大きな電気が地表に流れます。電気は電線を伝わりますから、雷の電気が家庭のコンセントに流れる場合があります。
また、落雷によって電磁波が発生して、これも電線を伝わってコンセントに流れます。
雷が鳴っている時にテレビやラジオから「バリバリバリ」という雑音を聞いたことがある人もいると思います。これが電磁波の雑音です。
パソコンは精密機械ですから、コンセントから大きな電気が流れたり雑音が入ると、それが原因で故障することがあります。
加えて、落雷によって突然停電になることがあります。
パソコンが動作中に停電すると扱っているデータが壊れ、これも故障の原因になります。
雷の音がしたら通り過ぎるまでパソコンの電源は切っておく。スイッチつきコンセントの場合はスイッチを切っておくのが安全です。
これはテレビやラジオなどの家電製品に共通しています。雷の音がしたら家電製品の電源を切る。これは常識です。
※パソコンやチャットでは色々な用語が使われます。
分からない用語はインターネット上を検索すれば意味が分かります。
また、パソコン・チャット用語解説を参考にしてください。
パソコン操作に関してはチャット パソコン 操作の基本を参考にしてください。
以上で一区切りとします。また追加する項目があったらページを更新します。