アマチュア無線4級・3級 実践ドキュメント その1

(H19.7月〜11月)

 

無線ドキュメント その2(H19.11月〜20.11.8)  無線ドキュメント その3(H21年8月〜)

 

はじまり

19.7.5 4級の試験に合格。詳細は4級受験ドキュメントページにあります。

免許申請後、ただ待っているのもつまらないので、

日本アマチュア無線振興協会(JARD)や、日本アマチュア無線連盟(JARL)の

ホームページ(HP)をあれこれ見ながら、無線機を販売している店を探すと、

これがなかなか少ない。それでもネットで自宅近くのハムショップを見つけて、

仕事の帰りに寄ってみる。

 

4級の免許はまだ手元に来ないけれど、初心者に使える無線機とアンテナ他、

必要なものと予算を教えて欲しい、と店員にいうと、

これなんかいいと思いますよ、と教えてもらったのが、

八重洲のFT857DS  バンド:HF/50/144/430MHz

メーカーサイト:http://www.vxstd.com/jp/amateur_index/ft_857.html

他に安定化電源、HF用のアンテナ、VU用のアンテナ、アンテナ線、コネクター、

車用のアンテナ、基台とコードなど。

全部で12万円位かかる。結構な出費。

まあ、せっかく免許を取って交信ができるんだからそれも仕方がない。

 

自宅の家の中で無線をするんだけれど、最近実家に帰ることが多くなり、

高速道路を走ると片道2〜3時間。渋滞すると4時間近くはかかる。

一人で運転していると暇だし、運転中に交信ができたらいいだろうな〜、と

そんなこともあって、車でも使えるようにしたい。

無線機自体はそれ程重くもなく、コンパクトで、カーステレオ位の幅だから、

車に運ぶのはそれ程苦じゃない。

それより、これを車内のどこに固定するか、が問題。

助手席の前はエアーバックがあるから置けない。

カーステレオの上に置くしかないけど、小さいテレビと灰皿が置いてある。

他に場所はない。操作パネルだけ外して使うことができる無線機だから、

ケーブルコードを買えばいいんだろうけど、パネルをどこに固定しようか、悩む毎日。

 

免許

19.7.19 4級免許到着。

4級は10Wと20Wまでしか出せない。3級は50W。

いずれは3級を取るつもり。

3級の問題を見ると4級と似てるし、モールスがくっついただけ、という雰囲気。

これなら4級と一緒に3級を受験していれば良かった、と後悔。

いずれは3級を取るつもりでそれまでは4級の出力の無線機。

店で勧められた無線機を使っていて、3級用に出力を上げることができるのか。

ハムショップに電話できいてみるとできるという。

メーカーに機械を出して、8000円で変更してくれる。期間は2週間位。

それならOK。

 

無線機

開局免許の申請には無線機が必要。

開局免許が来るまでは受信だけだけど、

他の人がどういう交信をしているのか、聞いて覚える意味もあり。

 

7.20

無線機その他を購入。予算は12万円だったけど、いずれは50Wの送信をするなら、

電源がそれに耐えられるものでないと使えない。それはまた値段が高くなる。

アンテナも、無線機で使える周波数をできるだけカバーできるものを、ということで、

家のも車のも高くなる。

そしてアンテナ線。実家では15mが2本、自宅では20mが2本必要。

FD50Ωのケーブル 200円/m。70mで14000円・・・。

結局16万円になる。たっか〜い。

 

開局免許申請書(800円)も買って、7.23簡易書留で発送。

 

アンテナ設置

実家に帰る予定だったので、まず実家のベランダで試すことにする。

comet アンテナVA30 をベランダに立てる。

HF 7M 21M 28M 50M も入るらしい。

東側に市街地が見える。それ以外は山に囲まれているので、とりあえず東向きに。

アンテナ線15mの片方にコネクターをつけて半田付け。

アンテナに接続して、屋根の上を這わせて1階の外に。

クーラーの穴に光ケーブルが入っているので、同じようにアンテナ線を入れようとする、

けど、これがなかなか入らない。角度が平行でない。室内に向かって上っている。

割り箸を突っ込み、壁の穴を少し広げて・・・。やっとアンテナ線が室内に入る。

線の先にコネクターを半田付け。

1階のリビングに無線機を置き、アンテナ線をつないで電源オン。

無線機の説明書を見ながら操作するけれど、交信のらしいものは聞こえない。

外国の放送局のは少し入って来る程度。

 

実家は電波状態が良くない、とは思う。山に囲まれた凹みのような地形。

まあ、それも仕方ない。

実家は神奈川県津久井郡城山町(現在表記:相模原市)。普段生活しているのは、千葉県市原市。

地図で表示すると下図。クリックすると拡大します。

略図にすると下図。

数日後、べランダのアンテナを取り外し、

千葉県市原市の自宅に戻って、マンション10階のベランダにアンテナを立てる。

西側のベランダから反対側のリビングまでだから、

20mのアンテナ線を引いて無線機に接続。

HFはやっぱり交信が聞こえない。

 

ハムショップに再度行って、受信できない、と相談。

HFのVA30は、3本ずつのアンテナの先の長さをそれぞれ決まり通りに調整する必要あり。

また、コネクターがしっかり半田付けされて接続できているか。

コネクターの接続方法を解説してある図をコピーしてくれる。

 

その後、アンテナ線の長さを調整し、コネクターの半田付けをやり直してみたら、

HFでも受信OK。大阪の人の交信が聞こえる。

ついにやった!!

 

数日後、VUのアンテナ、DIAMOND VX1000 を立てて接続。

これは 50M、144M、430M を受信できる。

430では隣の千葉市の人の交信が受信できる。

 

アンテナ線の配線しなおし

西側のベランダから私の部屋を抜け、ドアの下を通って、

洗面所のドア、トイレのドアの下=床にアンテナ線が通っているので、

またいで通ることになる。

これでは危ないし邪魔なので、残りのアンテナ線15mを半分にして足して、

ジョイントのコネクターで接続すれば、HFとVUと両方をドアの上を迂回した配線にできる。

季節柄、汗だらだらになって、配線をし直し、壁に画鋲とビニール帯でとめていく。

 

やっと出来上がって、アンテナ線を受信機に接続したら、

HFもVUも受信がまったくできない。

なら、延長した部分で接続してみたら・・・VUはできる。HFはできない。

これはコネクターの半田付けか・・・。

また半田付けをやりなおし。

 

でも、どうしても延長した先から受信できない。なんでかわからない。

 

また、ハムショップに相談。

20mで受信できていて、10m延長したらまったく受信できない、というのは

考えられない。アンテナ線のコネクターの中でショートしていないか、

という。

もう一度確認。半田付けのやり直し。でもやっぱりVUは受信できてHFはできない。

 

通信局からの問い合わせ

7.25 総務省電波通信局から留守電。

「確認したいことがあるので、○○まで電話が欲しい。電話番号は○○・・・」という。

7.26昼休みに電話を入れるけれど、テレホン案内が出るのみ。

夜、電波通信局の電話番号をネットのページで見てみると、

テレホン案内の電話番号で、時間帯によって担当者が電話に出る、と書いてある。

7.27昼休みに電話を入れてそのまま待つと人が電話口に出る。

「○○さんをお願いします」というと、出張で不在。

「7.30月曜日にならないと出てこない」という。

「開局免許の申請をしている者で、○○さんから確認したいことがある、

と電話があったので電話した」というと、「確認してみます」と答え、しばらく待つと、

「やはり本人でないとわかりません」という。

仕方がないので月曜日に電話をすることにして、

「不在の場合に話が通じるようにしておいてください」と言って電話を切る。

 

7.30 3度目に電話をかけて担当者が出て、

「申請書の中に『移動しない』となっているが、このままでいいのか。

『移動する』にしておけば、無線機を持ち運んでモービルで使うことができるけれど」

という。

『移動する』にすると申請書が2つ必要ではないのか、ときくと、1つの申請書で大丈夫、

という。それなら『移動する』にしてください、と返事。

「わかりました、電話で確認、ということで、『移動する』に変更します」

と相手が答える。

ついでに、

開局免許申請が1ヶ月かかるのはどうしてか、ときくと、

申請が多くて、順次処理をしているのでどうしても1ヶ月かかってしまう。

申請を受けてから1ヶ月以内に処理をする、という決まりなので、という。

そんなもんですか、という気持ちで電話終了。

 

開局免許

8.13 開局免許到着。コールサインが決まって「やった!!」

これで発信できる。

 

諸事情から、実家と自宅を不定期に行ったり来たりする生活となり、

無線機、電源、それにアンテナも持ち運び。

動かさないのはアンテナ線だけ、という状態となる。

アンテナをHFとVUそれぞれ2つ買って、実家と自宅に設置しておけば楽だけど、

2種類の合計で3万もするアンテナ代。とても余裕はありません(泣)

 

実家に帰ってから発信、ということになる。

マンションのアンテナを取り外し、実家のベランダにまた取り付け。

今度はHFだけでなくVUも実家にとりつけ。

前回半田付けしたHFのコネクターを付け直し。

VUのアンテナ線を引いて、これでどうだ、とやってみたら、

VUは入るけれど、HFはだめ。

何でHFは駄目なんだろ・・・。

 

初めての交信

19.8.15

VU 144と430では交信がきけるから、発信もできると思って、

チャットのアマチュア無線部屋に行って、

「暇な方交信のテストしてください」と声をかけると、

しばらくしてから「暇です〜」と答えてくれた人がいる。都内の人で、430でもOK。

コールサインを教える。

「では433Mで呼びますから」と呼んでもらうけれど聞こえない。

「そうか〜、じゃあレピーターを使って、と相模原市だと・・・439.○○だから」と

周波数を変更。これで呼びますから、と言われて待っていると、

「JF1・・・、JF1・・・、こちらは・・・」と声が聞こえる。

おお、初めて呼ばれた。PTT(トークボタン)を押して、

「こちらはJF1・・・です」と答える。チャット画面で「聞こえましたよ〜」と言われ、

やった!!

21:15交信、ということで、JARLからカード送りますから、と言われ、

分からない私はJARLの特典を説明してもらう。

交信は一言だったけど、相手をしてもらって感謝。

 

アンテナ調整

気になるのはやっぱりHF。

HFが使えないと遠くの人とのやり取りができない。

またまたチャットの知り合いに相談。

アンテナ調整と、アンテナ線のショートじゃないか、ということで、翌日の

 

19.8.16

またアンテナのコネクターを半田付けしなおし。

それからアンテナの角度を90度ではなくて180度にして、向きを東ではなく、西向きに。

それでもやっぱり駄目。

何でだろうな〜、と無線機の説明書に目を向ける。

表があって、「7Mは運用モードがLSB」って書いてある。21M、28MはUSB・・

7Mの無線機の表示を見ると・・・USB・・・

これ、違うじゃん、とLSBにしたら・・・交信が聞こえる・・・やった!!

な〜んだ〜、モードが違ってただけじゃんね。

 

車のアンテナ

19.8.17

午後の暑い盛りに、車の無線用アンテナをトランクの端っこに取り付け。

後ろの座席を外してトランクから室内に線を引き込まなくちゃならない。

もう汗だく。

1時間半位かかってやっと出来上がり。もう全身汗まみれ。

アンテナ配線が終わって今度は電源だけど・・・。ボンネットを開けてみると、

どこから車内に入れるのか、が分からない。

バッテリーから直接にしないと、発信が10Wだと流れる電流が大きくて、

シガライターのソケットでは耐えられない、という話。

直接取るのはいいとして、線をどうやって引き込むか、だよな・・・。

とりあえず眺めるだけで終了。

 

水を浴びてさっぱりしてから、自分で「CQCQ・・・」ってやってみようか、と思い立つ。

 

初めてのCQ発信

7.035Mで

「CQCQ、こちらはJF1・・・、じゃぱん、ふろりだ、わん・・・、

どなたかお聞きになってる方いらっしゃいますか・・・、

CQCQ、こちらはJF1・・・、」

一度呼びかけたら数秒あけて、また同じ繰り返し。

これを何分かやっても応答がないので、チャットの知り合いに

「返事がないね〜」っていったら、

「その周波数は非常通信で使うものだから、他のを使うように決まってるよ」

と教えてくれる。

 

無線協会で受験した時に、廊下にあったJARLのパンフレットには、

各使用周波数帯があって、7.000〜7.100としか書いてないから、

使ってはいけない場所があるなんてわかりようがない。

 

実際の無線の操作について、まったくの初心者だから、知らないことが多すぎる。

 

7Mで呼びかけても応答がないので、430Mに移動。

433.0Mが呼出周波数だ、というのを先日教えてもらったので、

ここでCQを繰り返すけど、こちらも応答なし。あきらめる。

 

夜21:00過ぎからまた、433で呼出。

CQを繰り返すこと約20分・・・。

その内「はい、JF1・・・こちらは・・・」と応答あり。「おお!!」

「では、3.02に移動しましょう」

「433.02ですか?」

「そうです」

 

慎重に433.02に合わせる。

「こちらは○○○・・・、JF1・・・聞こえてますか?」

「はい、こちらはJF1・・・」

FM波だから近県や近くの人とのやりとりになる。

相手をしてくれた人は隣町の人。

私のいる町名をいうと、そこに○○病院があって、○○台住宅があって・・・、

と良く知っている。無線暦は10年。

今日は暑い中車のアンテナを配線して、電源はまだ手をつけてません、というと、

あれこれ教えてくれる。

 

あっという間に30分程経過。

相手が「では今夜はこの辺で」と言って交信終了。

最後に相手の人が、

「各局、これでこの周波数をお返しします。占有ありがとうございました」

みたいなことを言って終了。

へぇ〜、さすがに慣れてるな〜、と感心。

 

アンテナ調整

実家のベランダの両端に立てている、HFとVUのアンテナ。

左がHF用 VA30、右がVU用 VX1000

 

HFのアンテナの感度をなんとかしたいとおもって、

素子を180度広げた形にして長さを調整。

角材に固定してから、その角材をベランダの柱に固定。

これだとアンテナの方向が自由に変えられない。

それから高さがないので、障害を受けやすい。

 

遠くから見るとこんな感じ。

 

車の電源コード

ボンネットを何回も眺め、車内の運転席の前ものぞく。

クラッチの上の壁から外に出ているワイヤーがある。これは?

ボンネット側で見ると、黒いゴムのキャップの中心からワイヤーが出ている。

これだ!!

ボンネット側からワイヤーにそって針金を差し込み、

車内のクラッチの上の壁から出ている針金に電源コードをつないでボンネット側に出す。

車内のコードの先端にはヒューズがあり、

その先に無線機への接続端子がついている。

途中でコードを切断し、家庭用AC電源コードの中間につけるスイッチをつける。

これで車内は完成。

ボンネット側では座金を半田付けして、それをバッテリーに接続。

コードが動かないように所々をテープで固定して完成。

※車のバッテリーに接続する座金は、半田付けをすると振動で亀裂が入るので

圧着接続にするべきだ、という話。それを忘れていたけど、やってしまったので

仕方がない。これで問題があれば圧着に変更するつもり。

 

車載トレー

丸いダッシュボードの上を平面にするために、木で枠を作り、

その上にトレーを乗せて固定する。

曲面に合うように木材の面をカットし、四角の木枠がダッシュボードの上に載るようにする。

木枠に冷蔵庫で使っていたプラスチックの引き出しを固定。

これに無線機を載せて、マジックテープのベルトで固定。

木枠の曲面とダッシュボードの表面をマジックテープで固定。着脱できるようにする。

完成まで数日かかる。

何とか完成して無線機を乗せて固定するとばっちり。

 

アンテナ調整

HFアンテナの向きを変えやすく、高さももう少し欲しい、ということで、

あれこれ考えて思いついたのが、伸縮性の物干し竿。

ホームセンターでステンレス伸縮物干し竿約500円を買ってきて、

その先端にVU、その下にHFを固定。ベランダに立ててみる。

風でグルン、と回らないようにテレビアンテナの固定金具もつけてみる。

 

 

SWRメータを買ってきて調整。

電源コードは電源装置から取る形。

コード2本の内の片方に白いラインが印刷してある。

これは+か−か、わからない。

どっちにつないでもメータのライトは点灯。

7MHZの調整だけができればいいんだけど、

メータの説明書に書いてある通り、28MHZからあわせる。

トークボタンを押してみると針に反応なし。

何で動かないのかわからない。

アンテナの説明書には、針が動かない時にはアンテナ長さを調整して、と書いてある。

どうしていいのかわかんないから、まあいいや。

 

4級の限界

HFのアンテナ調整ができていない段階だけど、HF帯でのCQ発信を聞いたことがない。

チャットの無線部屋の人と交信テストをしてみても、

相手のが聞こえないし、こちらのが届かない。

自分でHFでCQ発信しても応答がないのは、電波の強さも関係しているんじゃないか。

話によると、CQに応答するとき、10Wの人と50Wの人が同時に応答した場合、

50Wの人の声が優先的に届くという。

アンテナ調整の問題もあるけれど、やっぱり出力の違いはあるんだろうな、と思う。

4級に合格してすぐにこれなら3級も受かりそう、と思って受験申請をしていたので、

試験の10日程前から3級の受験勉強に時間を割く生活に変更。

 

9.5

アマチュア無線3級受験、合格。

詳細は3級受験ドキュメントページにあります。

 

無線の雑誌を手に入れようと、実家の近くの本屋を探し、

CQhamradioという月刊誌を買う。

電離層のF層の動きが時間経過で表になっているのが載っている。

やっぱり深夜帯は電波が反射していない。

他にバイクで無線をする記事とか、色々おもしろそうなのが載っている。

4級を昔取得した人を対象に、3級の講習会を開催している、っていう記事もある。

やっぱり無線人口は少なくなっても好きな人はやってるんだ、と感心。

 

8.30

自宅のある千葉に車で移動。

車の中に無線機を設置。高速道路を走りながらVU430MHZ帯きくと結構交信が聞ける。

車のアンテナからのコードはHFとVUが一緒になっていて1本。

走りながら無線機後部のアンテナ線を差し替えることができないのでVUだけ聞く。

 

ハムショップでVUとHFを分波する機械を購入。約8000円。

2泊してまた実家に向かう高速ではHFも聞いてみる。まあまあ入る。

 

車のアンテナを実家の2階のベランダに取り付け、

分波器でそれぞれのアンテナ線につないで感度を試してみると、結構入る。

これなら、大きなHFとVUのアンテナを持ち運ばなくても、

実家でやる時は車のアンテナをベランダに、ってことでいける。

ただし、分波器を防水処置をしないといけない。

※この時点では、車用のアンテナにはアースが必要だということは考えていなかった。

 

9.10

無線機をハムショップに持参。50Wに変更してもらうためにメーカーに出す。

2週間位かかるという。

ついでにSWRメータの操作をもう一度説明してもらう。

電源コードは+−どちらでもOK。メーターのライトを点灯させるためだけの電源。

メーターの針は発信電波で動くので電源はいらない、という。

28MHZでSWR調整をする時には、無線機のバンドを28MHZにしてトークボタンを押す。

という。私は7MHZのままでトークボタンを押していた。。。

 

無線機がないので無線の記事はなし。

 

9月後半になって、実家から千葉の自宅に戻って生活することになる。

無線機が戻ってこないのでアンテナは実家から運んできたけれどまだ設置していない。

 

9.21

3級免許到着。

 

アマチュア無線4級

アマチュア無線局の無線設備で次に掲げるものの操作(モールス符号による通信操作
を除く)
1. 空中線電力10ワット以下の無線設備で21メガヘルツから30メガヘルツまで
  または8メガヘルツ以下の周波数の電波を使用するもの
2. 空中線電力20ワット以下の無線設備で30メガヘルツを超える周波数の電波を
  使用するもの

アマチュア無線3級

アマチュア無線局の空中線電力50ワット以下の無線設備で18メガヘルツ以上
または8メガヘルツ以下の周波数の電波を使用するものの操作

免許の違いと操作範囲をあらためて確認。

 

9.23

ハムショップから連絡。無線機が届いたというので受け取りに行く。

50Wに変更で料金は約7000円。

無線機の形式はFT857DSだけど、中味はFT857DMと同じ。

無線機の変更申請書を購入。

 

帰宅してからアンテナを設置。

HFは西向きに、180度開いた形で取り付ける。

無線機につないでみるけど、HF7MHZの受信感度がいまいち。VUは問題なし。

 

9.24

7MHZのアンテナの長さを確認。右側のコアが1cm短かったので調整。

感度は良くなる。

7.075MHZでCQ発信してみるけど、信号の強さの目安のゲージがあまり上がらない。

やっぱりSWRメータできちんと調整しないとだめみたい。

SWRメータは面倒だけど今度時間のある時に調整しましょ。

HFで交信できるバンドは7MHZ。21と28、50は殆ど交信が聞けない。

無線機FT857DMは3と3.5MHZも使える。

アンテナ線をなんとか手に入れてHFで交信できるバンドを広げられないか、と考える。

 

SWRメータ

車用のアンテナ(HF、VU)を部屋に持って来て、SWRメータの操作を試してみる。

アンテナの説明書には、VUでメータの動きを試してからHFの調整をしろ、と書いてある。

やってみると、VUでは2本の針が交差して値が読める。

HFにしてみると動かない。スイッチを色々変えても動かない。

アンテナの長さを調整してもだめ。

HFは微妙なんだ、と知る。

 

yahooチャット

yahooチャットのユーザー部屋の中にアマチュア無線の部屋がある。

そこに出入りするようになって、7MHZで交信ができない、と相談。

SWRメータの使い方を聞いたり、アンテナチューナーの必要性などのアドバイスをもらう。

メータの使い方は何とかわかるようになったけど、

7.06MHZでSWRを調整すると、雑音がひどくて聞き取りにくい。

 

10月初め

ハムショップで実演

SWRメータの操作の実際を見せてもらうのが一番だと思って、

メータを買ったハムショップに連絡。

無線機と電源、車のアンテナ、SWRメータ、接続ケーブルを持参して、

実際の操作を見せてもらう。

無線機の表示を7.060MHZ、LSBに合わせて、出力を最低の5Wに変更。

準備ができて店員にやってもらうと、LSBではなくFMの方が見やすい、と変更。

SWRメータは無限大になっていて、

「このアンテナ(車用)はアースをつけないと使えないです」

ということで、擬似アースをメータにつけて計測。

SWRの最低値の表示は、進行波が右端に寄りになり、反射波が左端に寄る。

二つの針の交差する所でSWRの目盛りを見る。最低1.5以内が目安。

送信周波数を7.060MHZで調整したら、その周波数で送信。

もし他の周波数で送信する場合は、またSWRメータで調整をし直すことになる。

その手間を省くのがアンテナチューナー。値段は3万円前後、という話。

 

半田付け

コネクターとケーブルの半田付けについても質問。私は、

もし中でショートしていた場合、半田付けをしっかりしてしまうと、

そのコネクターはもう外せない。

だから千枚通しで半田をほじくり出せるように、スペースを残して半田付けしている。

 

店員にケーブルの半田付け状態を見てもらうと、

「これだと難しい所。しっかり半田付けしてないといけない」と言われる。

私:しっかり半田付けをして、

  後でショートが分かった場合にはコネクターは捨てることになりますね

店員:そうですね。

 

ケーブルのショート

家に帰って、まずケーブルとコネクターの半田付けを確認。

アンテナから無線機まで、途中でジョイントしている。

VUとHF、2本のアンテナケーブルに、コネクターが8つ。

ショートの有無をテスターで調べると、HFのケーブルがショートしている。

ケーブルの皮膜を再度剥き直して、半田付けのやり直し。

そしてまたショートの有無の確認。

この作業が終わるまでに2時間位かかる。

それからSWRの調整。

アンテナの先端のコアの長さを調整。

7MHZは標準で55cm。SWRを1.5以内で調整できる所は48cm。

この状態で交信を聞いてみると、やはり雑音がひどくて聞き取りにくい。

21MHZは1.5以内で調整できるけれど、28MHZはどうやっても無限大。

調整のしようがない。仕方がないのであきらめる。

 

それから無線機をリビングに移動してやってみると、やはり交信が聞き取りにくい。

 

430MHZで交信

どうしようもないのであきらめて433MHZに合わせて聞いていると、

市内の人からCQ。

「432.〇〇HZで待機します」というので合わせてみると、CQ発信。

「お聞きの方いらっしゃいますか」というので、どきどきしながら応答。

話してみると去年から無線を始めた人で、あれこれと話がはずむ。

あっという間に1時間を過ぎて交信終了。

 

マイクを置こうとすると私のコールサインが呼ばれる。

何か文句を言われるのか、何かまずいことでもしたかな、

と思いながら応答すると江戸川区の人。

「ワッチ(聴取)していたら強い電波で入ってきたので聞いていた。

時間があったら交信してもらえないか」という。

ホッとしてまた話し始める。無線歴は長そうな人であれこれよく知っている。

7MHZの交信ができない、というと、受信できるか試してみる、という。

時間を決めて2分間、7.060MHZでCQ発信をして、

その後また433MHZで待機するから呼んでもらうことにする。

結果は受信できなかった、という。

オートアンテナチューナーが必要じゃないか、という話。

3万円近くするものをまた買うのは迷う。

あれこれ話してまた1時間が過ぎる。

 

交信を終えて振り返ったら、最初の交信と合わせて3時間話していたことになる。

 

その後、近くの無線クラブのホームページを見て、入会したい、とメールを出す。

 

アンテナメーカー

説明書の接続図には、ポールに取り付ける図がある。後はベランダの金属に取り付け。

私は角材に取り付けていて、角材をベランダに固定している。

このHFのアンテナの説明書にはアースの事は書いてないけれどどうなんだろう、

と知り合いに話すと、詳しいことはメーカーにきいてみたら、という。

そこで昼間にHFのアンテナメーカー、COMETに電話してみる。

担当者に代わってもらって状態を説明すると、

 

アースの必要はない。

マンションでも使えるように設計されている。

建物自体と干渉し合っていると思われるので、アンテナの位置を移動してみてどうか、

という。

 

10.13

近所のアマチュア無線クラブの集まりに参加。

遅れて参加したので議題が終わってから困っている状況を説明。

 

7MHZでの交信ができない。マンションの10階のベランダにアンテナを設置。

SWRメータで1.5以下に調整すると、ザーっという雑音が多くて他の交信が聞けない。

発信しても複数の相手に届かない。

アンテナはCOMETのVA30 。

この状況でアンテナチューナーで改善できるか。

 

参加者の一人がホワイトボードを使って解説してくれる。

おそらくベランダの手摺りの金属に電流が流れていて、アンテナに流れていない。

ベランダから外側に40cm以上距離をあけてアンテナを設置してみる。

角度は180度よりは狭く、90度でもいい。

手摺りからアンテナまでの距離を離すようにする。

 

アンテナチューナーはホイップ(釣り竿)式のアンテナなら使えるが、

給電線が2本のケーブルでは使えない。

カーボンの釣り竿にリード線を巻いて、それをアンテナチューナーに接続。

チューナーからアース線が出ているのでベランダの手摺りに接続。

チューナーから2本のケーブルで無線機に接続。

 

1/4波長がこことここだから、こうすればアンテナの長さが得られる、

など色々説明してくれるけれど、難しくてよく分からない。

 

家に帰ってきて40cm外に出して固定するにはどうするか、とあれこれ考える。

材料は木材が簡単。アンテナの重さは相当あるので、

雨風でも不安定にならないように、

がっちりした枠組みを作ってアンテナを固定する必要がある。

 

数日後、

ベランダから40cm以上前に出して調整。

50cm、60cmと出したり、アンテナの角度や向き、ベランダからの高さ、

など色々変えてみる。

何日もかけてやってみたけれど、結局は駄目。

マンションの最上階なので、

アンテナが屋根の上に出るようにベランダから支えることもできるけど、

そうなると調整ができない。

 

アンテナに問題があるのか、建物との相性なのか、無線機の問題なのか、

を確めるために、ハムショップの近くに行って、アンテナを立ててやってみたら

問題なく受信はできるし、SWRは問題なく発信もできそう。

 

店員にも見てもらい、ここでは問題なくて自宅では駄目なのか、ときくと、

VA30は通常はマンションでも使えるように設計されているアンテナだけど、

建物との相性というか、何かが影響していて私の場合は使えないのでは、

という結論。

 

そこで、建物の影響を受けにくいものはないか、と店員に相談して、

radixのV型ダイポール RDーV40 7MHZ用 http://www.radix-inc.com/rd/rdv.html

はどうか、ということになる。値段は24675円。

これも実際に試してみないとわからない。これで使えるか使えないか。

どっちにしても、今のアンテナではHFで交信ができないので、

使えるアンテナを探すしかない。

 

このアンテナを買って帰宅。

やはり建物から40cm以上外に出して調整したら、

7.055〜7.075の間でSWRが1.5以下になる。

発信したら弱いけれど愛知の人と交信ができてホッと一息。(10/22)

 

その後アンテナの位置と角度を調整すると、7.065〜7.090の間で1.5以下になり、

比較的空いている場所でCQ発信ができる状態。

これならアンテナチューナーなしでもできそう。

 

このアンテナもベランダに近くすると雑音が多くて実用できない状態になる。

長いアンテナなので、もしかしたら苦情が来るかもしれないけれど、

このアンテナなら7MHZで交信できることが判明。

 

RD-40はまだ仮の設置なので、しっかり固定して運用に慣れたら、

VA30を使って21MHZ,28MHZができないか、をまた試してみよう。

 

7MHZができずに2ヶ月。ようやくできるようになる。

8/13開局した時は真夏だったのにもう秋。

 

無線機の変更申請書

9月末に出力を20Wから50Wに変更。

変更申請書を見ると、TSS経由で申請するらしい。

申請書に記入して郵送。

 

数日後、TSSから記載内容に不足がある、という手紙が届く。

意味がわからないのでTSSに電話。

「無線機の出力をアップする変更をした場合は、新規の申請とは違って、

周波数帯ごとに出力数を記載する」という。

無線機の説明書の後の方をみると、開局申請書記載例が載っていて、

灰色になって各周波数帯の出力が書いてある。

それを書いて返送。

 

19年11/24

無線局開局免許状到着。HF50W、V・UHF20Wに変更。

 

 

無線ドキュメント その2(H19.11月〜20.11.8)  無線ドキュメント その3(H21年8月〜)